1. すぐソコに feat.BTB 2. MIDNIGHT DELIVERY feat.PUNPEE,BTB 3. GIMME DA NIGHT feat.鎮座DOPENESS 4. CALLING THE AFRA 5. SOUND MAGIC feat.BTB 6. SKIT 7. PURPLE BREEZE feat.S.L.A.C.K.,LUVRAW 8. THE NIGHT OF ART feat.StringsBurn 9. NEMES 10. FUNK LUV feat.shunta 11. COMBINATE FUTURE feat.ロボ宙 12. T.N.O.A OUTRO
三連の「Funk Luv」、生音と電子音との絡みが壮大なビッグバンド的な「THE NIGHT OF THE ART」など、トラックのデタラメな面白さが更に増している一方で、相変わらずさしてラップスキルの向上には熱心でないようだ。トラックとラップの位置関係、優劣関係が完全に逆転していることは、音がラップを覆うように施されたミックスからも推し量ることが出来る。鎮座DOPENESSやS.L.A.C.K、PUNPEEといった人選の理由も、旬なMCだからというよりも、ラップをメロディとして操作出来るメンバーを選んだと言った方が適切なのだろう。BTBを中心とした惜しみないヴォコーダーの使用も、本作における音と言葉の関係が「音のための言葉」であることを証明している。ZEN-LA-ROCK自身のラップも含め、彼の作品では、あくまでラップは一歩引いて音に合わせる立場にある。
1.THE ONE 〜step into the street〜 2.TOMORROW-N-TOMORROW 3.CRAZY CRAZY CRAZY feat.HAN-KUN from 湘南乃風 4.LAST SUMMER 〜砂に書いた...〜 5.FOOLIN' MYSELF feat.SUIKEN 6.DEVIL OR ANGEL feat.BIG RON,HOKT,SPOCK,YOUNG DAIS 7.MESSAGE 8.LETTER 9.G.E.T.O.R.E -street life mix- 10.WHO'S THAT PARTY feat.LIL'J,VICKY VEE 11.GOODAY feat.遊戯 12.I PRAY FOR feat.DAI-HARD,恵庭のシュウ,E-BUKI,VICKY VEE 13.STREET TALK feat.SPOCK,E-BUKI 14.DRAMA 15.ON MY WAY
★★★★★☆☆☆☆☆
NORTH COAST BAD BOYZのメンバー・1-KYUの1stフルアルバム。2010年2月10日発売。
どちらかと言えば、ROCK-TEE作の「幻走」、「Make My Day」の2曲の方がメロウな向きで良い。まっすぐでゴツゴツしたHIPHOPアティチュードが、落ち着いた音の中でいくらか融通が利くようになった。それにより、リリックも芯は保ちつつも、より視覚的で柔らかだ。
この2曲の方がタイトル曲向きなんじゃないか、と思わないでもないが、そこは「One W nine five」のような、いかにもHIPHOPな曲で攻めに行ってこそアイデンティティを確立出来る、と思ったのかもしれない。今では時代に忘れ去られた感も拭えないラッパーだが、中古で見掛けることがあれば是非手に取って欲しい。
HIPHOPとしては、何か斬新なところがあるわけでも、今後の日本のHIPHOPにおいて何か示唆するところがあるわけでもない。しかし、ひたすらにHIPHOPを楽しむ手段として消化するGIPER(ひいてはNORA)の作品は、とかく内向きで、上を向くにもまずは下を向いてからじゃないと、といった傾向の強いこの音楽においては、少なくとも僕にとってはある種の癒しになってもいる。「I wanna be a Rapsta」でさんぴんキャンプから影響を受けたことを公言して憚らないGIPPERの楽しくてファンキーな楽曲群に、もっと多くのリスナーが触れてくれるといいな。
1.RIDE ON THE MUSIC 2.M.D.R.-Massive Dance Rock- 3.RIDE ON THE MUSIC (FORCE OF NATURE REMIX) 4.RIDE ON THE MUSIC (Instrumental) 5.RIDE ON THE MUSIC (FORCE OF NATURE REMIX-Instrumental)
なんとDef Jam Recordingsからのデビュー。それを納得させてくれるだけのマッシヴなサウンドグルーヴは中々良い。エレクトロな向きの強いダンスミュージックながら、耳にうるさくなく、大音量でも気持ち良く映えるであろうことが容易に想像出来る。
それだけに、取ってつけたようなラップと歌は、正直に言って不要だった。特に2人のラップスキルは、2007年にあって全国のラッパー達と勝負させるには辛いものがある。むしろメイン曲よりも、「RIDE ON THE MUSIC (Instrumental)」を聴いた方が、裏で鳴るギターの緩急付いたプレイや、気持ち良く伸びるシンセの音に気付けて楽しい。その点を考慮してか、FORCE OF NATUREが歌とラップを主役にするべくミニマムなチルチューンに仕上げた「RIDE ON THE MUSIC (FORCE OF NATURE REMIX)」の方がその歌とラップにはアイデンティティが付与されている。が、やっぱりこの曲もインストで聴いた方がずっと心地良い。ゴリゴリのHIPHOPアルバムの中でインタールードとして挟むと、流れをちょうど良く緩めることが出来る、そんな落ち着いた仕上がりだ。
1.INTRO 2.BOM GROW 3.MADE IN DOPE 4.現状打破 5.hybrid 6.ART SIDE feat. サラムライ 7.SEASIDE BLUES 8.理想と現実 9.HARD WORK feat.BAKA DE GUESS? 10.GETTIN' HIGH 11.SKIT 12.BOM GROW (remix) 13.南海LOVER
1. IF GOD OPEN THE GATE DJ G-FRESH + SHY- P.O.P + Toul Roll Produced by JASHWON for B.C.D.M 2. 一本道 PIT GOb + BRON-K Produced by KURABEATS 3. WE RUN...... SHIZOO + L&J Produced by Y.J TRAK&JASHWON for B.C.D.M 4. NEW DAY bay4k + NORIKIYO + JASHWON Produced by JASHWON for B.C.D.M 5. BLACK BASE C.T + 寿 Produced by JASHWON&Y.J TRAK for B.C.D.M 6. 街中の噂 漢 + ONE-LAW Produced by DJ MUNARI co-produced by PRAWDUK 7. KEEP IT... ESSENCIAL Produced by JASHWON for B.C.D.M 8. STEP OVER TO THE FRONT N.M.F Produced byThe Ackmaju for 7070production 9. CHANGES ICE DYNASTY Produced by Y.G.S.P 10. THE THEME OF SAMURAI RICHARD TETRAD THE GANG OF FOUR Produced by JASHWON for B.C.D.M 11. buziness disk JBM + MIKRIS + KGE the shadowmen Produced by JASHWON for B.C.D.M 12. CRAZY L-VOKAL + SEEDA + D.O Produced by D.FOCIS 13. lily Mr.PUG from MONJU + ISSUGI from MONJU + S.L.A.C.K. Produced by JASHWON for B.C.D.M 14. GET IT HOT PIT GOb + JASHWON + D.O Produced by JASHWON&Y.J TRAK for B.C.D.M 15. GRAB THE MIC (BAD BOY) PRIST + SHORTY THE STONE + ISH-ONE + YAN-MARK + NAOYA + 十影 + YOUNG FREEZ + FRANKEN + JAYSMAN Produced by OHLD for 7070production EXECTIVE PRODUCER : JASHWON for B.C.D.M
その一方で、「IF GOD OPEN THE GATE」でのDJ G-FRESHによる誰得な中二英語シャウトや、相変わらず流して聴くといつMCが変わったのかすら気付かないICE DYNASTYによる「CHANGES」(リリックは練っているのが伝わったけど)など、この手のイケイケHIPHOPにありがちなボディががら空きですよ感を感じないことも無い。ただ、そんな隙が見えてても、自らの一連のメディア露出を黒歴史にしないでエンターテイメントして見せる「GET IT HOT」でのD.Oなどを聴いてると、全部許せちゃう。