RATID -Realize A Thing In The Depths-

新年度からは下ネタを言わない。
遼の最近読んだ本
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H.R.C / 4 MIC


1.踏み絵 truck by DJ NAPEY(from CONQUEST orchestra)
2.ブーメラン truck by DJ 104(from TRIPLE DOUBLE)
3.千載一遇 inst by BLACK POET「WE GONNA ILL」
4.HとRとC truck by DJ 104(from TRIPLE DOUBLE)
5.旅


★★★★★★☆☆☆☆

そういうトラックが多くなったのはメンバー曰く「たまたま」だと言うが、なるほど日本的な音にこれだけ上手く乗ってしまえるあたり、バリバリの関西シーンのグループだと痛感する。肩の力を抜いたどこか庶民的で親しみやすい、独特な関西色をしっかり受け継いだ関西シーンの直系第3世代H.R.Cの全力投球、爽快なデビューEPだ。韻踏みという点でも相当上手くて、ガッチリ踏むスタイルよりも最近の傾向である踏み外し方が最高に気持ち良い。彼らの代表曲とも言える「踏み絵」とDJ 104によるトラックが味わい深い「」については今すぐ全国流通してもおかしくないくらいのクオリティ。この2曲が良く出来ているため他の曲については多少印象が薄くも感じるが、デビューでこれだけスキルも作りもしっかりしたものを出せるその存在はこれから楽しみ。出ると噂のフルアルバムでの、更なるレベルアップを期待して待ちたい。
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19:38 | H.R.C | comments(0) | trackbacks(0)
NORIKIYO / EXIT


1.INTRO :beatbox by KYN pro.SAC (SCARS)
2.RAIN :feat.SEEDA pro.大河 cut.DJ ISSO
3.DO MY THING :cut.DJ ISSO pro.ZIPSIES
4.いつもの話〜BUTTER〜 :feat. BRON-K.WAX&TKC pro.ZIPSIES
5.SKIT pro.I-DeA
6.黄昏公園 :cut.DJ ISSO pro.BACH LOGIC
7.23時各駅新宿 pro.BACH LOGIC
8.KANAGAWHAT 〜STAND UP〜 pro.FLAMMABLE
9.IN DA HOOD Pro.K-NERO
10.成田発 KUALA LUMPUR 2001 便 Pro.I-DeA
11.RODEO CHASIN' :feat.GANGSTATAKA(S.T)STICKY(SCARS) Pro.BACH LOGIC
12.2 FACE : feat.BES (SWANKY SWIPE) Pro.I-DeA
13.BULLSHIT :feat.SHIZOO Pro.BACH LOGIC
14.NEXT Pro.K-NERO


★★★★★★★★☆☆

既存の日本語でのラップスタイルとは一線を画す言葉の嵌め込み方。ダンス用語的に言うところの「音ハメ」と言えば丁度しっくりくるだろうか、とにかくラップに音の取りこぼしがない。その高水準のスキルにより止まることなく連射されてくる言葉が耳をロックする。そういう意味でラップアルバムとしてはかなり良く出来た代物で、最近のSDP周辺にハマっている方なら必ずといっていいほど満足できる出来だろう。曲単位で言えば共に旅情的なトラックで飛ばす快速チューン「DO MY THING 」と「IN DA HOOD」あたりが一際光り輝く。が、やはりBESを迎えI-DEAトラックであえて劇的に展開させる「2 FACE」が白眉だろう。冒頭でも述べた「音の取りこぼしがない」音ハメスタイルをとことん突き詰めたような素晴らしい曲だ。BESのノスタルジックなラップが最後に華を添える。あえて不満点を述べるとすれば実体験に基づいたリリック描写を標榜してはいるが、そのトピックからの帰着点にさほど幅がないことくらい。それでも純粋なラップアルバムとしては値段以上の価値を見出せる十分高い完成度の作品。

2007年COMPASS AWARDグランプリ作品
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19:31 | NORIKIYO | comments(0) | trackbacks(0)
KEMUI / BLUE SCREEN


1.Reboot〜intro〜
2.BLUE SCREEN
3.ブルーカラーズ feat.VAL
4.大航海時代
5.Interlude:1
6.あの頃〜地下闘技場編〜 feat.漢
7.HAPPY&MONEY
8.ていたらく
9.CORE 2 DUO  
10.Interlude:2
11.青信号−blue signal− feat.RUMI
12.for M
13.RIGHT
14.灰色の日曜
15.Don't Sleep
16.Shut Down Outro


★★★★★★★☆☆☆


LIBRAファンには抜群のウケじゃないでしょうか、KEMUIの1st。T.TANAKAが主軸となって担当したトラック群は全体を通してよく統一されてます。あくまでビートを刻む本来の役割のみを果たす控えめなドラムに、透明感のある上ネタ。『GOD BIRD』や『無言の蓄積』などに感じる『不浄の中に溢れる清浄感』を徹底し、アルバム全体で表現しています。そこから生まれる適度なアングラ感とトリップ感のお陰で不思議と聴きやすい仕様に。音配置無視で小節単位でギッチギチに言葉を詰め込むKEMUIのラップも相変わらず高水準で、ストリートチックなやさぐれ感から一般層に寄り添ったポジティヴメッセージまで巧みに言葉を操り聴かせてくれるし。前者の代表例として最も勢いにのった「BLUE SCREEN」と「ブルーカラーズ」、後者の代表として「Don't Sleep!」などが挙げられます。なにせ言葉数が普通のラッパーよりも多いので聴き疲れしないこともないが、曲単位で見れば粒揃いの佳作。というかP-VINEからの発売って時点で品質は保証されてるでしょ。萌えフロウ最強の使い手のRUMIちゃんもいるよ!!

というのが以前の感想で、基本的に変わることはありませんが、今まで一年間聴いてきてちょっと各曲のインパクトが弱いかなという印象を受けました。纏まっているといえばそれはそれで素晴らしいことなんだけど、曲ごとにはっちゃけれてないというか、アルバムを曲単位に区切ったとき、似たような印象しか抱き得ないものが結構あるかな、と。それは彼のフロウの引き出しをもっと増やすことで容易に変えれる類のものであると思うので要するに原因は良くも悪くもそこ)、以降の作品でその辺りが改善されてればなぁと思う次第です。
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19:12 | KEMUI | comments(0) | trackbacks(0)
CO-KEY / アガッテキナ! / ONE LOVE2.0 feat.HI-D


1.アガッテキナ!
2.ONE LOVE 2.0 feat.HI-D
3.〜Skit〜
4.ALL I NEED 〜not just remix〜
5.DEKE-DON feat.YOSHI(餓鬼レンジャー)
6.アガッテキナ!
7.ONE LOVE 2.0


★★★★★★★☆☆☆


まさかのソロ活動復帰から二年。リスナーが望んでいたような生粋のHIPHOPスタイルを脱ぎ捨て、ある程度キャッチーな路線に変更しこれまで作品を発表し続けてきた以上、今作もきっちりその延長線上にある。バリバリロックなトラックに乗せての「アガッテキナ!」は楽しめるけどやっぱりHIPHOP慣れしてない人にこそウケるんだろうな、といった印象。逆にHI-Dを迎えた「ONE LOVE 2.0」こそその向きがより強くなるかと思ったが、こちらは個人的にDABOの「恋はオートマ」を彷彿させるほどHI-Dが良い仕事をしていて純粋にお薦めできる。「三面鏡」収録の原曲をよりドラマティックに生まれ変わらせた、意外と何度も聴ける佳曲。これに関しては過去からのリスナーも十分に満足できる曲なんじゃないかと思うし、新規のリスナーなら尚更だろう。安易なポップに走らず上手く原曲を活かした「ALL I NEED 〜not just remix〜」も含めてやはりどちらかというと一般層にこそ抜群にウケる作品。ただ今のスタンスを否定するわけじゃないけれど、「アガッテキナ!」のHOOKで「段違いなこのパンチライン!!」という90年代の匂いムンムンな使い古されたリリックを高らかに叫ぶのを聴いてると、やっぱりそっち方面でこそ真価を発揮できるんじゃ、と思ってしまう。YOSHIとの色男ナンパチューン「DEKE-DON」は可もなく不可もなく。
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00:55 | CO-KEY | comments(0) | trackbacks(0)
我リヤのヤをアと書くないいか
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1902446&GOODS_SORT_CD=101

きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もうこれ買わずに何買って新年度迎えるっつーんだよ!?
「RAPPAGARIYA」→「NO HIPHOP NO LIFE」ときて「MASTERPIECE」!!
この自信満々な三連コンボは一体なんなんだ!!こんなタイトル付けちゃうくらいだから相当な自信作なんでしょう。

3年待った…長かったぜ…

最近の走馬党の絶好調ぶりを理解してもらうためにも初心者にもわかる、「やさしいおうまのはいりかた」として最近の走馬党の代表作を貼り付けておきます。

NO HIPHOP NO LIFE

BIGGEST CAMP


あとCOMPASSで実施しているCOMPASSアワードの締め切りが本日までです。
まだの方は是非どうぞ。前回の結果を見るに中々信頼できるアワードだと思います、いや自賛じゃないよ。
投票はこちらから。
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03:33 | 雑談 | comments(2) | trackbacks(0)
Michita / Two


1.White Coat feat.Haiiro
2.ソラニシラレヌ feat.Meiso
3.それでもあなたの道を行け feat.MOUTHPEACE
4.Allegro feat.Haiiro
5.雨の根 feat.Hisomi-TNP,Meiso
6.Wzup!!!! Feat.KSK
7.夏春 feat.Ni-YANG
8.Blue Works feat.Haiiro,椿あぽりあ
9.頭"" feat.あるぱちかぶと
10.Memories feat.Hisomi-TNP,Ni-YANG,Shinya Cunel
11.Walking in The Rain feat.ELIAS
12.足跡 feat.Project Sage+豊川容子


★★★★★★★★☆☆

いや、いいアルバムですねコレ。ピアノを多用した寒冷な雰囲気を醸し出すトラックの、その基準がキッチリしていて、アルバム通してかなり綺麗に音が纏まってる。ジャズだのソウルだのむやみに語るシーンにも、それに安易に飛びつくリスナーにも辟易してるし、haiiiroみたいなナルシズム溢れるラップもあんまり得意じゃなかったりするので、評判いいみたいだし聴いていちゃもん付けてやろうって具合の腐った根性丸出しで買いましたが、見事に浄化されました。あえて注文を付けるならドラムがアブストった潰れた感触のものしかないことくらいかな。音に深みを出そうという思索が曲ごとに積み重なってそうなったんだろうけど、そのせいで通して聴いた際に深みもテンポも、一本調子だから緩急が付かない。唯一ドラム以外で冒険心を発揮した「”頭"」もあるけど、猥雑な音を詰め込みすぎててヘッドホンで聴くと耳が疲れてしまう。ただ先ほども言った通り、そのお陰でMCを大量に呼び集めたトラックメイカーのアルバムとしては珍しいほど、ラップではなく音のキャラがきっちり確立されているのも確か。ウィスパー系のMCが多いこともあって、一時間弱のアンビエントな空間を演出してくれます。

リリックもその殆どが「弱いけどなんとか前に進んでる」姿勢を描き出していて、更にトラックもリリックも冬をあえて想起させるように仕向けているから、尚更その言葉の温かみが沁みてくる。リリックの統一によって多数のゲストによるアルバムをまとめあげるという試みはMr.Beatsの「Beautiful Tomorrow」にも見ることが出来るので、これからトラックメイカーが只のコンピアルバムとの差異を図る一つの流れになるかもね。そのコンセプトを最も象徴しているがためにトップに持ってきたのであろう「White Coat」、リリックもさることながら要所要所でのフロウの落とし方が絶妙に上手いMeisoの「ソラニシラレヌ」辺りなんかはよくまぁこんなに意思疎通がうまく図れたなぁと感心するくらいトラックと息が合ってる。そうして気心しれた仲間と仕上げることできちんと芯の通ったアルバムに仕上げることに成功、最後はピアノループと72のミラクルマッチ具合が凄い名曲「足跡」で締められて感動のフィナーレと。惰性で仲間と纏まりない曲を作って適当にCDに詰め込んじゃうんじゃなく、こういう内輪ノリなら大歓迎。
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01:51 | Michita | comments(0) | trackbacks(0)
MICROPHONE PAGER / 王道楽土


1.HEADLINE NEWS(INTRO)
2.改正開始08 feat. MURO、TWIGY、B.D.the BROBUS、D.O (Cuts by DJ AMEKEN)
3.王道楽土 feat. MURO、TWIGY (Additional Vocal : Part Pakaluck)
4.号外 feat. MURO、Q、漢、鎮座 DOPENESS (Cuts by DJ AMEKEN)
5.たまんねえ feat. TWIGY、THE LEGEND$、RINO
6.HEY! FELLOWS feat. MURO、TWIGY、雷(G.K.MARYAN/YOU THE ROCK★/RINO)(Cuts by DJ AMEKEN)
7.MESSAGE feat. Mummy-D、E.G.G.MAN、BOY-KEN、ZEEBRA、UZI
8.CYPHER feat. TWIGY、SYZZZY SYZZZA (Back Chorus : Part Pakaluck/COMA-CHI)
9.HARDCORE feat. TWIGY、HIDADDY、剣桃太郎、SHINGO★西成(Cuts by DJ AMEKEN)
10.必勝 feat. MURO、MIKRIS、JBM、MARS MANIE (Scratched by DJ TOMIKEN)
11.隙 feat. MURO、SUIKEN、RYUZO、DABO
12.MP5000FT feat. MURO、TWIGY、ANARCHY、SEEDA
13.DON&GUN feat. Part Pakaluck
14.灯かり消すな feat. MURO、TWIGY、COMA-CHI、BES
15.最も危険な遊戯 a.k.a. Piranha feat. MURO、TWIGY、D.L、GOCCI、KASHI DA HANDSOME(Scratched by DJ Mash)
16.王道楽土アウトロ


★★★★★☆☆☆☆☆

MUROが大好きだ。TWIGYも大好きだ。PAGERの1stだって今でも聴き続けている。そんな僕だが、延期に次ぐ延期の末発表された今作については「進行方向が不明確な只のお祭りアルバム」と評させて頂くしかない。呼び集められた総勢27名のゲストも、今作でPAGERに対する想いをぶつけたいのか、いつも通り最強陣営で臨むオレ達最強と叫びたいのか、PAGERと共に日本のシーンを再び改正していくのか、その目的が全員バラバラで統一感が全く無い。曲ごとに統率が取れてればまだしも、同じ曲で全く歌う目的が違ったりしちゃう。コンセプトがきちんと設定されてないから、結果27人それぞれが無難かつ好きな方向でキックしてしまう、一通り聴いた後には馬鹿騒ぎの後のようなとっちらかった印象しか残らないアルバムに。

勿論全てが悪いわけではなく、ヴィブラフォンとベースが妖しく交わるトラック上で、キワモノ3MCを上回るMUROさんのカッチョイイラップが味わえる「号外」、SHINGO★西成が全部食っちゃうまさかのサウスビートで攻める「HARDCORE」辺りは何度も聴ける優れた曲と言える。ただ他の曲については、唯一二人のみで語る「王道楽土」の大人な渋みを味わえば味わうほど、そのバラバラなお祭り仕様にグッタリさせられてしまう。ゲストをもう少し減らして、アルバムコンセプトを明確に設定して作れば数段良い物が出来たであろうに、大好きなだけに本当に残念だ。人海戦術的なごまかしと、27人のゲストを安易な和算計算式の中に嵌め込んで作られた、何の化学反応も起こさない安直なごった煮アルバム。MUROを神と崇める僕がここまで書かざるを得ない、この無念さったら無い。白米だらけで肝心の具は申し訳程度な、コンビニのおにぎりを食ってる気分になった。
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21:38 | MICROPHONE PAGER | comments(0) | trackbacks(0)

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