RATID -Realize A Thing In The Depths-

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NEW DEAL PRESENTS SHOW and PROVE /VA



1.SHOW and PROVE INTRO
2.SHOW & PROVE feat. IQ, GRAPPLUZ
3.G.Y.M feat.OJ&ST, KM-MARKIT, BRZ
4.ポーカーフェース feat. IQ, RICE, ARI
5.RESCUE feat. MINESIN-HOLD
6.RAP GAME feat. IQ, L-VOKAL, JAYER for GRAPPLUZ, Sayako
7.PIPE DREAM
8.GANGSTAR of PEOPLE feat.PAZE RO THREE
9.灼熱の宇宙 feat.IQ, PRIMER
10.AFTER DAY feat. ILLMURA
11.SPARE MINT OILE feat. RICE, DOC D
12.BIG DEAL feat. IQ, SPHERE of INFLUENCE, GRAPPLUZ



★★★★★★★☆☆☆




FUSION COREのIQらが中心となって創設されたNEW DEAL Recordsの顔見せ的コンピアルバム。どんな繋がりで集まったのかはわからないがかなり賑やかな面々が揃っているので曲はバラエティに富んでいる。圧倒的個性の爆発。かなり各々が自分の得意なフィールドで動き回っていて、「予想通り」ではあるが「想像の範囲内」には収まらない確かな実力を見せてくれる。そしてIQにしてもRICEにしてもトラックメイクを手掛けたLIBROにしても音源での登場が少ないため発売当時はかなり話題になった。内容はまぁやはり参加曲数一位のIQが参加したナンバーを中心として旧EL DORADO系の音源を髣髴とさせるようなトラックが多く占め、そっち方面が好きな方にはたまらない出来。豪華トライアングルが揃った「灼熱の宇宙 feat.IQ, PRIMER 」なんかはその最たる例と言える。先日ZEEBRAのアルバムでUBG入りが確定した(していた?)BRZが旧来のUBGメンバーと共演した「G.Y.M feat.OJ&ST, KM-MARKIT, BRZ」はいかにも「らしい」ハードコアな出来でカッコ良い。今となっては名カルテットとなった4人が共演したラストを締める「BIG DEAL feat. IQ, SPHERE of INFLUENCE, GRAPPLUZ」は今作、そしてこのレーベルのアンセム的存在で中々の良曲。しかしGRUPPLUZは下手なアメリカナイズされたトラックだと完全に持ち味を殺されてしまう。それだけが不完全燃焼な点かな。全般に飛び抜けた曲があるわけではないが佳曲が並び、且つこれだけ多種多様な面々の音源を綺麗に一つの流れの中に纏められている事が初弾には十分な良質なコンピだと感じさせる。理屈抜きで純粋に豪華メンバーによる曲を楽しめる事ができるとってもわかりやすい、楽しいアルバムだ。
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16:27 | V.A.2 | comments(1) | trackbacks(0)
DEMO TAPE / KUTTS



1.B.I.G.P.
2.DON’T STOPfeat.HUNGER
3.DEMO TAPE
4.ソ.コ.ダ.feat.Atsushi Okuno



★★★★★★★★☆☆






夜光虫活動停止後、グループの核となるMCであったKUTTSのソロ一発目の4曲入りシングル。このKUTTSという男は本当に上手い。細かな韻を踏みながら荒々しく喋くり倒すフロウは非常に痛快だ。似たようなフロウで酷評されまくっている565等に対して、この難しいフロウを完全に自分のものとしている。綿密なラップスキルに裏打ちされたその猛る喋くり芸は日本でも数少ない半端ない魅力を放っていると言えるだろう。今作はそんな彼がソロでもやっていける技量を改めて見せ付けた良質な作品だ。
全編に渡り激しいロックサウンドが鳴り響くがこれが非常に好印象。KUTTSの良く通る高音でシャープな歌声と化学反応を起こし更にお互いの迫力が増している。仙台が誇る喋くりフロウの2大異端児、KUTTSとHUNGERが組んだ「DON’T STOPfeat.HUNGER」はそんなロックの音と二人がビッグバンを引き起こしたヤバカッコイイ一曲。激しいサウンドの上で繰り広げられる二人のラップ合戦は正に「肉を切らせて骨を断つ」という表現が相応しい、ガチンコの喰い合い。対抗心剥き出しで食って掛かるKUTTSのリリックの数々がカッコ良すぎる。それに食い尽くされずに応酬するHUNGERも流石といったところ。タイトル曲でもある「DEMO TAPE」もまた、彼のこの作品に込める気持ちがその激しいフロウに乗せて伝わってくる良曲だ。ラストの「ソ.コ.ダ.feat.Atsushi Okuno」も収録曲中最もロックテイストが濃くなっているが、そんな音と見事に融合した彼のラップがまたとんでもない迫力となって襲い来る。
しつこいようだがこの男はこういうフロウをものにして、カッコ良いラップを聴かせる事の出来る本当に上手いラッパーだ。昨今の殆どのラッパーのように音に抵抗無く乗るようなラップをするでもなく、かといってただのダラ喋りでもなく。正に彼のリリックにあるように「これがラップだ!!」と言えるんじゃないかな。その自覚と自信があったからこそのこのリリックなのか。ともかく彼の上手さ、ソロでのカッコ良さを伝えるには十分すぎる一枚だ。



・いよいよ対豪戦という事でKUTTS=勝つ。掛けてレビューしてみました。
オヤジギャグですかそうですか。頑張れ日本!!!!!!!!!!!
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16:33 | KUTTS | comments(2) | trackbacks(0)
糸 / INDEMORAL




1.プライド
2.ROUTE INFINITY
3.CHECK MY WORD
4.ピカイチ feat.餓鬼RANGER
5.SUMMER TIME
6.@KABUKI
7.KURENAIスペシャル
8.ROOM -206102-
9.WWW feat.GAGLE
10.QUALITY CONTROL
11.PLAYGROUND feat.SOHMATOH ALLSTARS
12.オシバナ feat.MINESIN-HOLD
13.GET IT ON TONIGHT
14.365/7
15.TOKIO PRIVATE ZONE
16.糸 feat.DISRUGRAT



★★★★★★★★☆☆





走馬党の男臭さクールビズ担当部長INDEMORALのメジャー初アルバム。日本のシーン創世期からの超ベテランであるが、今まで何度も客演で怪演し話題をさらいながらも肝心の彼らのソロとなると聴ける音源は非常に少なかった。歌うようなフロウが気持ち良いSKIPP、男気溢れる脅威の連続ライミング男PAULEY。この二人のフルアルバムを待ち望んだファンは非常に多かった事だろう。そして遂に出たこのアルバム。走馬党において異色の聴きやすさは相変わらずで、走馬党が苦手な方でも問題なく聴ける良作だ。
ショートソングながら2MCの特徴出まくりな「プライド」に始まり、シングルで切られた他の走馬党勢には合いそうにないド派手なトラックで激しくぶっ放す「CHECK MY WORD」まで序盤でぶっ飛ばしまくり。餓鬼レン参加の「ピカイチ」はラップはいいけどトラックがちょっと迫力不足か。しかしポチョのキレ具合やSKIPPとYOSHIの掛け合い(二度と見られない可能性大)は聴く価値あり。全般に綺麗で音数が多い、派手なトラックが占めているので聴きやすさや纏まり具合は半端ない。その綺麗系のトラックが特に良い方向に表われているのがPAULYのソロ曲「KURENAIスペシャル」とSKIPPとGAGLEによる「WWW」だ。前者はPAULEYが未来の自分の子に向けて綴ったリリックが感動させてくれる。後者は言うまでもなくMITSUによるジャジーなトラックが良い。そんなトラックに慣れ親しんだHANGERと渡り合うSKIPPのスキルも流石といったところか。その一方で走馬党らしいコミカルな曲も織り交ぜてあり、PAULEYとMINESINが競演した「オシバナ」は二人の軟派なリリックがノリにノっている。珍しく弾けているMINESINがカッコ良い。
そして今作絶対に外せないのがラストに収録された表題曲でもある「糸」だ。切ない失恋のリリックをきちんとライミングしながら綴る二人に加えて、DISRUGRATのHOOKが泣かせる。正直HIPHOPでこんなに感動した曲は中々無い。二人の巧みなリリシストに最高の歌声が加わった、名曲として紹介させて頂く。
全般にみてちょっとメジャー寄りの音が多すぎる感もあるが、そういうトラックでも問題なく乗りこなせる二人なので問題はない。ただ唯一消化不良だったのが肝心のINDEMORALの二人のみでの曲にパンチのあるものが見つからなかった事。ソロ曲や客演曲、変則タッグの曲が多く、インディーズ時代の「PERSONAL HISTORY」に代わる彼らの代表曲が生まれることは無かった。それでもこの聴きやすくカッコ良いアルバムは十分高評価に値する。やっぱりこの二人は走馬党嫌いの方こそよりハマるんじゃないかな。キレイなHIPHOPが聴きたければ是非。
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18:00 | INDEMORAL | comments(4) | trackbacks(0)
BOOM!!!!! / MINESIN-HOLD



1.MINESIN'S COMIN'
2.BOOM!!!!!(BLACK BIRD remix)
3.コブラ77feat.ARK
4.U FEEL ME?〜キテミナ〜feat.Q
5.DANCE
6.逃避行
7.生中継
8.COOL DADDYfeat.山田マン
9.BOOM!!!!!



★★★★★★★☆☆☆





走馬党随一の多作家、MINESIN-HOLDの1stアルバム。実のところ僕の走馬党内でのMINESINの評価はそんなに高いものではなかった。その原因は他のメンバーに比べての韻の踏み方の浅さだったり、あまり走馬党内に持ち込んで欲しくなかった一種のギャングスタ的思想であったり。声質やフロウは魅力的なものを持っているのに、その辺りの事が影響して聴き始めの頃は多少なり彼を敬遠していた。
しかしこのアルバムはどうだろう。そんなちっぽけな敬遠理由が馬鹿らしくなるほどきちんと練り上げられた、彼の魅力が伝わってくる作品となっている。飛びぬけた名曲と呼べるような曲こそないものの、MINESINの様々な側面を多様なタイプの曲で見せてくれる。何気に走馬党の面々が好んでやまないのがラブソングであるが、MINESINも例に漏れずに収録した「逃避行」は切ないリリックが中々良い。声が渋いだけにちょっと気取ったクールっぽさが良く似合う。DANCEチューンの王道を地でいきまくりな「DANCE」のノリやすさや「COOL DADDY」の山田マンとの絡み(ハードコアな曲なのにHOOKのリリックはアホらしくしてくる男前な気合に脱帽)など、粒揃いの曲が並ぶ。そんな中で今作最も良い出来なのが「U FEEL ME?〜キテミナ〜feat.Q」だ。QはHOOKのみの参加ながら存在感は抜群。この病み付きになる中毒的HOOKは中々曲者だ。もちろん速いテンポのラップでこそよりカッコ良くなるMINESINの仕事っぷりは言わずもがな。MINESINが速いラップを披露する曲には外れがないとつくづく思う。
他には3on3に収録されたのをDJ CELOLYがREMIXした「BOOM!!!!!(BLACK BIRD remix)」も中々の良REMIXだ。核となる曲があるわけでもなく、正直名作と呼べるほど手放しで絶賛するようなアルバムではないと思う。しかし逆にこのアルバムを駄作と切り捨てる人もそうはいないだろう。バラエティ豊かな粒揃いの曲が並び、MINESINという男を知る入門書として薦めたい。本当に1stアルバムに相応しく、「自己紹介」という点ではこれだけきちんと自分の多くの側面を見せられたアルバムはそうはない。う〜ん、もしかすると堅実にMINESINが仕事をしたこのアルバムってそういう意味では凄い作品かも。
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16:58 | MINE神-HOLD | comments(0) | trackbacks(0)

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