RATID -Realize A Thing In The Depths-

新年度からは下ネタを言わない。
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マネーメリーゴーランド / キエるマキュウ




1.NEXT WORLD
2.ガラスの森
3.MOZU
4.ICE CUBE
5.CHECK
6.破戒僧
7.STAY REAL
8.スマイル
9.MAIL MAN
10.マネーメリーゴーランド
11.大江戸捜査網feat.KOHEI-JAPAN
12.CANDY GIRL
13.Kierumakyu-kierumakyu…pt.2
14.ファーブルチョコレート
15.DO THE HANDSOMEfeat.KASHI DA HANDSOME


★★★★★★★★☆☆




アルバム通して聴いた時の完成度の高さがひとつの特徴であるキエるマキュウの中でも、最もそちら側に重点がおかれた2ndアルバム。1stから一転して奇抜で情緒的なトラックが多く占め全体を幻想的な空間が支配する。「DO THE HANDSOME」が収録されているアルバムとして非常に高い知名度を誇る本作だが、ラストに収録されたこの曲はあくまでもこの幻想世界の総決算でありながらも全体の1ピース。この曲だけに絞って評価する事には余り意味は成さない。このアルバムにおいて一曲は全体のために、全体は一曲のために存在する。14曲を通して聴いた後に続いてこそ更なる魅力を発揮する曲であると僕は思っている。
そしてそれはつまり他の曲にも言える事なので、流れの中で聴いてこそその曲の評価、そしてひいてはアルバム全体の評価が上がってくる。そのためあまり一曲一曲に分割してのレビューというのに他の作品ほどの意味があるとは思わないが、あえて目立った曲を紹介するとすれば「ガラスの森」、「MOZU」、「大江戸捜査網」かな。「ガラスの森」はトラックのレベルの高さが今作の中でも特に素晴らしい曲。印象的な女性のHOOKとマキュウの二人の深いリリックが味わい深い「MOZU」においてもまたトラックは流石の出来。「大江戸捜査網」については合わなさそうで意外にも好相性を見せるKOHEI JAPANがここでも怪演。マキュウの世界観と見事に合致している。そしてマキュウの二人の意味不明で深いラップに中毒な方には「マネーメリーゴーランド」もお薦め。勿論「DO THE HANDSOME」は最早語る必要のない名曲だ。KASHIの疾走感が歴代最高に素晴らしい一曲。
全体の通しを考慮してか、前後と合うようにあえてパズルの如く一曲ごとはちぐはぐに作ってある感じも受ける。そのためファンの間でも賛否両論が割と別れる作品。しかしあくまでもこのアルバムにおいて「曲」は1ピースであり、全体を多角的に捕えた時に真のこのアルバムのクオリティの高さに気づく事だろう。個人的にマキュウの歴代作品の中でも聴く回数は最も多い、中々面白い秀作だ。
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16:24 | キエるマキュウ | comments(7) | trackbacks(0)
リリースラッシュ後…
色々と買ってきましたがここまで一聴した感想をいくつか。
Q…これはエライもんが出てきましたよ!!いや、いい意味で。
ヤバスギルスキル外伝もいかにも「らしい」し、相当評価上がりそうな作品です。

HAB…まぁ悪くはないですけど半分1stレビュー後の心配が的中してしまったかも…豪華ゲストと独自の世界観、欲張りすぎて中途半端になっているような。

KEN-RYW…2ndアルバムです。完全にハマりましたねKEN-RYWには。ただ全体に1stの雰囲気をそのまま受け継いだ感じで、全体には劣るかも。でも12曲で2100円はオトク。

KEN THE 390…傑作。

マッケンジー…今更かと言われそうですが。レビューするには相当オレも「壊れなければ」いけなさそう。

ライムス…なんか騒がしくなってないですか?ちょっと聴きにくさを感じました…歌詞カードの熱さのせいか。でもやっぱりライムス、レベル高いです。

ところで今終わったプライドのマークハント対西山、名勝負でした。格闘技で感動したのも久しぶり!!
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02:07 | 雑談 | comments(6) | trackbacks(0)
おればむ / 三善善三



1.さんさんさん
2.じんせいげきじょう
3.いっしょうがいおんがくあいこう
4.すきぶしぶぎ
5.しょうわ
6.しょうわぶるうす
7.りょじょう
8.いいよかくたす
9.ひとりごと
10.なりわい
11.わふう 客演者 JUN-G、壱
12.よれよれのひ
13.よるとあさのあいだ
14.あちいまち
15.わなげ
16.みち
17.あうとろ




★★★★★★★☆☆☆




走馬党最年長、町田が誇る押韻職人三善善三の2ndアルバム。全編に流れる昭和歌謡の音。聴く前は数曲挟んである程度だと思っていたのでこれには度肝を抜かれた。むしろこれはHIPHOPから限りなく離れている。三善善三のラップもラップとよべるかも微妙なラインで、ほぼ「歌っている」といった方が適当であると思われる。ただしだからといって楽しめないのか、と言われるともちろんそんな事はない。総じてその生音トラックのレベルは高く、全ての音楽ファンを唸らせてくれることうけあい。更に音が一貫して昭和歌謡風のため「これがこんな曲で、あれがあんな曲」と認識するよりもアルバム通して一曲を構成しているかのような統一感だ。新しい音楽を求めている方は「さんさんさん」開始直後にその新しいカッコ良さに心酔できる事だろう。
しかし全ての三善ファン、ひいてはHIPHOPファンがこの異様なまでに新しい試みの音楽性を受け入れられるかどうかはもちろん疑問が残る。そんなファンをも納得させてくれるのが唯一客演を迎えた「わふう 客演者 JUN-G、壱」だろう。トラックこそ一聴すると他曲と大差ないが、アルバム中最もHIPHOPテイストが強くなっている。特に先のDJ OASISの「ウォーターワールド」で三善と共演し話題を独占したJUN-Gには圧巻。GDXのアルバムに参加している時とこれほどまでに変わっているとは。全ヴァース韻で固めたラップには衝撃を受ける事必至。
音楽性が非常に新しいためいかんせん評価を☆で単純に表したりしにくい作品。そのため潜在能力は未知数であり、聴く人によっては永遠のクラシックにさえ成り得る可能性がある作品と言えるだろう。その逆の場合も然り。新しい音を求めている方は是非聴いてみる事を薦める。三善善三の影響を受けてきた音楽をそのまま自己の作品に投影した、彼の渾身を籠めた問題作だ。
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17:31 | 三善善三 | comments(3) | trackbacks(0)
Sympathy / KEN-RYW



1. NEW TYPE
2. DIAMOND Pt.III feat.NA
3. Candy Luv feat.MICHI
4. UNFINISHED MUSIC
5. 出会い feat.CIMBA
6. 〜SKIT〜
7. AFTER VISION feat.SI-RUDE,NA
8. アンビチューン feat. NARU
9. GAMBLER
10.過ぎたあの日・・・ feat.Canno
11.永遠家族 feat.SI-RUDE
12. ROOTS


★★★★★★★☆☆☆




青森は三沢から丱龍の登場。実は僕としては最近のシーンにあまり面白みを感じなくなっていた。率直に言ってしまえばハードコアやアブストラクト系至上主義となっているシーンに嫌気がさしていたのだ。各地の地方アングラのレベルの高さも認めるところだが、いまいちどれもスタイルこそ違えど結局HIPHOPに対する「こうあるべき」というスタンスは同じに見える。結局どのグループも毒を持ったハードコアなラップ。HIPHOPはこんなに気構えしないと聴けないような音楽じゃないはずだ。ポップ系とはまた違う、もっと気軽に聴けるようなHIPHOPはないものか。そうした中で出会ったのがこのKEN-RYWの1stアルバム「Sympathy」である。
全編に流れる爽やかなトラック。恋愛、家族へのメッセージ、仲間への感謝を描いたリリック。「DIAMOND Pt.III feat.NA」のような曲から「Candy Luv feat.MICHI」のような恋愛曲までカッコ良さと誰でも共感できるようなメッセージ性がこれ以上ない比率で絶妙に交じり合い、調和している。他にもDELIの名曲「4.M.O.Y」を大胆にサンプリングした「UNFINISHED MUSIC」や兄弟であるSI-RUDEとの「永遠家族 feat.SI-RUDE」などこれまでのアングラシーンにはほとんど見当たらなかったような気軽に聴け、且つ心の琴線に触れる良質なHIPHOPを提供してくれる。特に「過ぎたあの日・・・ feat.Canno」の切ないリリックには共感する事必至。TAK THE RHHHHYMEにも通じるようなストーリーテラーぶりが遺憾なく発揮されている。全編に渡ってこの調子のためどれも似通った曲になってしまっている部分もないとは言えないが、これだけ良質でお洒落な曲を提供してくれるそのスキルは只ならないものを感じる。
HIPHOPは自由だ。そういう意味ではギャングスタを気取ったりアブストラクトに傾倒するのも自由だ。だがそれと同時にこんな気軽に聴けるHIPHOPがあってもいいはずだ。今までありそうであまり無かった爽やかなHIPHOP。これだけのスキルを持ち、こんな良質な作品を提供してくれたKEN-RYWに心から感謝したい。まだまだ日本語ラップは色んなタイプの作品が作れる。そんな事を僕に予感させてくれた。名作と評されているTAK THE RHHHHYMEの「CITIZEN OF THE WORLD」が好きな方ならきっとハマるかと思われる良作だ。もちろんこのアルバムを気に入るかは人それぞれだがコイツを聴かずに日本のシーンを見限ってしまうのは勿体無さすぎるぞ!!ちなみにKEN-RYW、かなりの男前です。
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13:17 | KEN-RYW | comments(4) | trackbacks(0)
THE PEEP SHOW(SUPER FREAK) / キエるマキュウ



1.トップランナー
2.勘違いブラザーズ
3.スーパーフリークfeat.CHOP STICK
4.BIG SHITfeat.DABO,YOUTH
5.レシーヴ
6.地図にない街
7.サムガールズfeat.KASHI DA HANDSOME
8.FADE AWAYfeat.BIG-O
9.透明な目
10.ミシシッピー
11.非常口
12.ドリーマー
13.COMING SOON...
14.殺しの序曲feat.RHYMESTER,KOHEI JAPAN



★★★★★★★★★☆




日本が世界に誇るシーン随一の変態グループ、キエるマキュウの3rdアルバム。1stアルバムの頃から変化を遂げつつも高い質を維持していたトラックはこのアルバムで最早日本最高峰に登り詰めた。TSUBOIを含め誰もがこれだけのレベルのトラックを作れるグループは他にはないだろう。これだけ多種多様なタイプのトラックが並びながらアルバムの流れが壊れないその技術には脱帽するしかない。
そのため通して聴くとより楽しめるアルバムであるが曲ごとの評価で見ても文句のない仕上がり。特に「サムガールズfeat.KASHI DA HANDSOME」はJ-HIPHOP史に残る名曲「DO THE HANDSOME」の続編的な曲であるが、こちらも「DO THE HANDSOME」に決して劣らない素晴らしい名曲。なぜ一方的に「DO THE HANDSOME」だけの評価が高いのか疑問なくらい。メロウなトラックが良く似合うKASHI、渋い男らしい恋愛リリックを綴ってくれるCQは特に高く評価したい。恋愛曲との意外な相性の良さを改めて見せてくれる一方で相変わらずの意味不明な深いリリックで魅せてくれる「トップランナー」や「ドリーマー」のような曲も健在。しっかりこちらの左脳を混乱させ右脳を魅了してくれる。そういった中に「BIG SHIT」のようなきな臭い曲を入れてもアルバムの雰囲気が纏められているのは流石。ただDABOの漢に対するdis、YOUTHの参加などのトピックを抜きにして見た場合少々印象薄という感じもするが…まぁ期待外れというわけではなく逆に言えばこれを上手くアルバムの色に溶け込ませれているという事か。
とにかくトラックの質、ラップの理解不能度の度合い、どれをとってもキエるマキュウの集大成的な出来の傑作アルバム。特にラップは生理的に受け付けない方も多いだろうが、トラックは一発で魅了されるくらいのまばゆい輝きを放っている。初回盤にはインスト盤も付いていて、これだけでも3000円出す価値があるほど。まだ大手CDショップでも初回盤を売ってるのは見かけるので見つけたら是非手にとってみてほしい。日本のシーンのどこにも属さず完全に自身の路線を進み続けた彼らのひとつの到達点となる作品だろう。アルバムの流れ、曲の完成度、どれをとっても完璧。ちなみにラストはSUPER7集合の「殺しの序曲」。豪華!!
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12:54 | キエるマキュウ | comments(8) | trackbacks(0)
ANTI-MACHINE-SYNDROME / DMR



1.DO ME ROGER!
2.DMR GO GO
3.GETTIN’HOTTTTT!!!!
4.抱かれたいメンズWEST
5.ROY'S TIME
6.MAKEAMOVE feat.DJ ITAO
7.夜の訪問者
8.高速VAMPIRE
9.雨に唄えば・・・
10.超ヤベェェ!!!!
11.DMR IS BACK 再び
12.RISINGHIGH feat.GRANDSLAM
13.DOPE MACARONI RAP
14.電車でGO!!
15.JT WAS A GOOD DAY
16.Da.Me.Reco.PARTY!!!



★★★★★★★★☆☆





ダメレコ旋風真っ最中に放たれたDMRの3rd(実質2nd)アルバム。「アルバム」という形にして音源を出すからにはほとんどの歌手はその作品全体の作り、統一された雰囲気というものを意識する。そういった中でかつてこれほどまでに「アルバムとして」の作りを無視した作品があっただろうか?圧倒的な一曲ごとの個性。曲それぞれが強烈な個性を放ちながら四方八方に暴れ回る。
あまりにも色の違う曲ばかりのためそれぞれのインパクトは凄まじく、一撃でその曲の印象が脳裏に焼き付けられる。そのためやろうとすれば全曲詳細解説すらできそうな作品なのだが、その中でもカッコ良さ、そして話題性という点でも抜きんでているのが「MAKEAMOVE feat.DJ ITAO」だ。これまでファンキーなイメージのあったDMRの面々が荒々しく猛る。メテオのTBHに対するdis、はなびのキックに対するdisがこの曲のトピックであろうが、そんなdis曲としての見地を抜きにしてもカッコ良い曲。KEN THE 390の珍しい毒々しさ漂うラップやダースの変にイキがらない背伸びなしのリリックも好印象だ。メテオの右脳大爆発な「夜の訪問者」やDMRの核弾頭、ROYのラップがインパクト大な「超ヤベェェ!!!!」、KEN THE 390の高速ラップが光る「DOPE MACARONI RAP」、耳にこびりついて離れない強烈なHOOKの「高速VAMPIRE」など、本当にそれぞれの曲が個性に溢れている。
アルバムとしての纏まりは皆無に等しく全体の雰囲気を重視する方には受け入れられないかもしれないが(そういう方には「とぐろ」の方をお薦めする)この多種多様な曲がごった返す雑然とした感じも嫌いではない。ただやはり統一感を無視しているためこの個性大爆発な曲達を最後まで聴き通すと多少の疲れがくるのも事実。でもやはり彼らの勢いそのままに詰め込んだそのガレージ感は圧倒的。その個性派ラッパー達によるオリジナリティ溢れる楽曲の闇鍋パーティーを存分に味わってください。超ファンキーな半端ないマイクリレー、「Da.Me.Reco.PARTY!!!」が「彼ら」を全部詰め込んだ腹いっぱいに満たしてくれる美味な雑炊です。
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14:24 | DMR | comments(0) | trackbacks(0)
BRASH BALL / GRAPPLUZ



01. 一般強要
02. Two Of Grappler
03. ヘッドライン
04. G戦状のエリア
05. 何人でも関係無え
06. 3月16日~のらないライヴ~
07. ヒップポップ feat. BMX for 雑草
08. リタイヤ
09. 100パー
10. 傘をさそう
11. 雨
12. 登場
13. Brash Ball



★★★★★★☆☆☆☆




今はNEW DEAL Recordsにも所属し、数々のコンピレーションや客演などでその存在感を見せ付けているU-DownとJayerから成るGRAPPLUZの1stアルバム。自身のレーベルであるBRASH BALLを立ち上げての第一弾となる作品である。
今までに彼らの音源を聴いた事のある方ならおわかりだと思うが、彼らのスタイルは非常に荒々しく攻撃的だ。ほとんどの曲で既存のラッパーに対する怒りを容赦なくぶちまけている。そんな彼らの原点でもあるこのアルバムにおいても勿論そのスタンスは健在。イントロである「一般強要」から既に静かにその怒りを吐き出している。
がしかし、客演やコンピ作品でならともかく、フルアルバムでもほぼこのスタイルを貫き通されると少々疲れがくるのが正直なところ。その考え自体は賛同する部分も多いがほとんどの曲で今までどおりラッパー批判を繰り返すのでどうしてもリリックが似たようなものになってしまう。トラックもまた彼らに合わせたのだろう、シンプルできな臭いものが多く占めるが、お世辞にも細かい巧さなどを持ち合わせているとは言えない、あくまでも直球勝負の彼らの作品のふり幅をより狭めてしまっている感が拭えない。このタイプの曲が数曲なら彼らのその圧巻な攻撃力に気持ちよくKOされる事も十分ありえるが、ここまでどれも似たような曲になっていては防御る側としても意外性が無くなってきて非常に守りやすい。要は曲調が一辺倒で面白みに欠けるのだ。
いつもの攻撃的スタイルもいいが、せっかくのフルアルバムなのでもっと様々な意外性を狙った挑戦を試みてもよかったのでは。実力や迫力はシーンの中でも際立ったものがある二人だけに多少のやるせなさが残る。「100パー」や締めを飾る「Brash Ball」のように単体で見れば十分及第点な曲もあるだけに単なる全体の「統一された」というより「似通ってしまった」というべき色調の中に溶け込んでしまっているのが残念である。逆に言えばだからこそ「傘をさそう」や「雨」のような温かいメッセージを込めた曲が映えるのだろうが。彼らがこういう珍しく「守り、逃げ」を投げかける曲は貴重で面白い。もっとこういう様々な側面をみせてくれればかなりの作品になったかも。
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10:26 | GRAPPLUZ | comments(2) | trackbacks(0)
いくらか
今までに採点した作品の評価を変動させてみました。
って言ってもちょっとだけですが…。変動させたほとんどの作品は点数を落としてます。
基本的にこれからは今までより厳しめに評価していこうと思っているので…。
で、三月のリリースラッシュですが、とりあえず確実に抑えるのはQとKEN THE390とHABにするつもりです。Qはどうも客演やジャケを見る限りかなり人を選びそうな作品ぽいので完全に博打ですが賭けに出ます。
はい、今日はそれだけです…以上柄にもなく耳をすませばを観て滅茶苦茶感情移入したアホからでした。
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23:18 | 雑談 | comments(0) | trackbacks(0)
DAY BEFORE BLUE / COMA-CHI



1.Intro
2.放浪
3.skit-Cypher@丸子橋
4.ミチバタ
5.夢三夜 feat.ATOM,CRIMESIXXX(STERUSS)
6.Bye bye my self
7.夜間遊泳
8.Love music feat.TARO SOUL
9.skit
10.バイブレイション
11.4seasons



★★★★★★★☆☆☆




2006年になっても破竹の快進撃を続けるダメレコの紅一点、COMA-CHIが放ったアルバムは良い意味で意外な作品。これまでの音源で聴かせてきた彼女のスタイルは男性陣に全くひけをとらない攻撃的で危険なラップ。しかしそんな過去の音源とは全く異なる綺麗で落ち着いた作品に仕上げてきた。最初の曲である「放浪」からラストの「4seasons」まで歌モノをふんだんに取り入れた事でぐっと全体に落ち着きが増し聴き応えが出ている。
特に「Love music feat.TARO SOUL」はそんな「歌」の部分を押し出した極上のナンバー。ラップと呼べる歌唱法から極限まで離れた二人の「歌」の掛け合い。今のHIPHOPシーンにおいて、まして破壊力重視の曲が多いダメレコでこんな曲を聴けるとは思わなかった。久々に新鮮な衝撃を受けた、斬新な良曲である。この曲もそうであるようにとにかく男性客演陣との相性が抜群で、「夢三夜 feat.ATOM,CRIMESIXXXL(STERUSS)」の人気アングラ勢との絡みも流石の出来。今作でも特に幻想的なトラックに三人の文学的な詩が流れていく。中でもポエトリーリーディング的なフロウで魅せてくれるATOMが好印象。COMA-CHIのソロも「ミチバタ」や「4seasons」を主として繊細なトラックと良い具合に溶け合い絶妙な出来。「4seasons」についてはおまけCD-RにREMIX版も収録されており、こちらも中々の出来映え。
とにかくこれまでの攻撃的なイメージと正反対の作風でこれだけの作品を作れる才能は非凡なものを感じさせる。これだけふり幅の広いフィメールラッパーが出てきたというのは僕としては非常に頼もしいところ。コアなファンから普段HIPHOPを聴かない層まで様々な人に受け入れられそうな中々の作品だ。ちなみに「skit-Cypher@丸子橋」みたいな曲も地方のファンにとっては嬉しい限り。
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16:05 | COMA-CHI | comments(0) | trackbacks(0)
突然のSOSC連射です。
E.G.G.MANのアルバムをレビューした段階では単にHABの2ndアルバム発売に向けて盛り上がりになれば、と思っていたんですが、どうにもHABの2ndが1stと趣が全く異なる作品になりそう。
もちろん今回のアルバムも期待していますが、その豪華なゲストも呼んで話題性抜群の2ndの陰にあの名作が隠れてしまうのはどうしても避けたかった。そんなわけで今回1stをレビューする事で少しでも多くの方に1stにも興味を持って頂ければ、と思って今回のレビューに至りました。
この作品については本当に僕の大好きな一枚なので、2nd発売の折にもしよろしければ聴いた事のない方は手に取ってみてください。特にハードコア至上主義のシーンに嫌気がさしたり飽きがきたりしてる方には是非。


で、そのHABの2ndもそうなんですが3月はとんでもないリリースラッシュです。相変わらず貧乏学生のオレはどれだけ頑張っても携帯代払って親に自分の学費補助してたら結局いっぺんに2、3枚しか買えないやろうしあんまり新譜のレビューを乱射したりは出来ないと思います。それでも本当に興味のある作品と中古品だけはしっかり抑えとくつもりなのでどうかこれからもこのヘボブログをよろしくお願いしまっす!!
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11:36 | 雑談 | comments(2) | trackbacks(0)

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