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MADEINDYNASTY / ICE DYNASTY


1.FRESH (GUNHEAD REMIX)
2.4 MY HU$TLERZ(LIL'OGI REMIX)
3.REMEMBER... feat.LEO(Y.G.S.P REMIX)
4.ONE LOVE

★★★★★★☆☆☆☆

8月31日に彼らが主宰するイベント「ICE CITY」の開催に合わせて発表された無料ミニアルバム。先の2ndアルバム「C.O.L.D.」収録曲のリミックス3曲に、新曲の「ONE LOVE」を加えた構成。2010年8月26日発表。(ダウンロードはこちらから)

前作では、正直BACH LOGICやLUCHA、SKYBEATZなど、旬のプロデューサーの渾身の音を飼い殺しているだけの没個性ラップグループという印象しか抱けなかった。しかし本作では、そうしたラップにトラックが歩調を合わせたことにより、下手すればアルバムよりも楽しめる出来になっている。

リミキサー達によるラップを活かそうという試みは、作品の随所に感じられる。ディスコ調のトラックにラップのピッチを上げて乗せることでマイクリレーものとしての疾走感を演出した「
FRESH」、抜きに抜いた音でラップを浮き出たせ、TRINA「REACH OUT」のようにエレクトロな電話プッシュ音をアクセントに敷くことで冗長感をなくした「4 MY HU$TLERZ」など。逆に、抜き過ぎた原曲のトラックが、6分超の長さを切り抜けられなかった自分語りなラップと相まって退屈な曲にしてしまっていた「REMEMBER...」は、ヴァース部分でドラムパターンを増やすことでフラット感を打ち消そうとしている。いずれもやっぱりラップが…と不満が出そうにはなる。しかし、トラックが後付け的に不足部分を補完してくれた結果、トラックだけがてっぺん獲りそうな勢いでラップの遥か先を走っていたアルバムよりもずっとラップミュージックとしては楽しめると思う。

ただ、最後に待つ新曲「
ONE LOVE」は素直に勧めることの出来るクオリティ。アーバンジャズ風のメロウトラックの上で吐き出される彼らのラップは、HOOKの凝り方、リリックの力の入れ様、共に僕の知るICE DYNASTYのベストアクトだ。「C.O.L.D.」のレビューで、 "ラップのキャラクターで没個性化しているなら、内面的なリリックの書き方で各々を差別化する所にしか活路は無い" みたいなことを書いたと思うが、友人の死に向けて歌ったこの曲がまさにそれだ。

特にラストのRAW-Tが熱い。
"やっぱり人生は夢じゃない なら描いた現実で見てみたい 肉体は限りがあるから せめて限りない思いを残したい 死んだあいつを殺さないための方法、ラップだったこの世界 全てが繋がってんなら、やっぱあの世もクソもねえよな"

トラックの出来ではなく、ラップのリリックを求めてICE DYNASTYの曲を何度もリピートしたのは、この曲が初めてだ。
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18:21 | ICE DYNASTY | comments(0) | -
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