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F.E.R. Three 〜ねがい星〜 / FAR EAST RHYMERS


1.Introduction 
2.Sunshine 
3.In the Morning 
4.ねがい星 
5.Interlude -F.E.R. Style 
6.No Turning Back 
7.Find the Way 
8.郷愁 
9.I Wish


★★★★★★☆☆☆☆

普段ここで取り上げているようなHIPHOPアーティストとは別のフィールドで活動を続けるFAR EAST RHYMERSの3rdミニアルバム。2008年2月13日発売。

全編においてShinyaのヴォーカルが主体となり、基本的にラップは添えるだけ。一言で述べるとするならそこには紛れもなくポップ系とされるそれが出来上がってるんだけど、さすがメジャークオリティなメロディラインの取り方や楽曲構成の上手さを実際に感じれば、早々に否定するには勿体無い面白さも確かに孕んでます。シンセが効果的に使われた「SUNSHINE
」なんかは一般人もHIPHOPヘッズも一緒に踊らせちゃうようなキャッチー且つカッコ良いHOOKが印象的で、普通にアガるパーティーチューン。タイトル曲である「ねがい星」はこれまた完全に一般層に寄り添った曲(a.k.aポップ構成)ながらも、HIPHOPを狭義化して批判ありきで聴かない限り、ケツメイシ的な良さをふんだんに感じられる哀愁ソング。卒業と失恋の両方をテーマにした感動二倍掛け仕様。ピアノと、そして何より完全にヴォーカルと化したShinyaのメロディの取り方が素晴らしく、オリコンにドカンと入ってもなんらおかしくない曲だ。

ただポップさを突き詰めた時の永遠の課題か、「ねがい星
」以降は同じような味付けをされた似たような曲ばかりが耳についたり、キャッチーさへの志向が見え見えすぎてリスナー側からすると多少ウンザリする可能性も孕む。また様々なジャンルを取り入れたトラックが魅力とされてるけれど、エレクトロニカルな「introduction」とジャズピアノがいい具合に跳ねる「In The Morning」以外に何か混合性を感じ取れるトラックが無く、トラック面での面白みに欠けた。もしあったのだとしても、どのジャンルを取り入れていても結局作るトラックの方向性が全て中庸的なキャッチーさに向けられていて個性を感じない。この先大量に存在する「ただのポップ系」の一つになってしまうかどうかはこの点の修正が決め手になるのでは。ただそれでも「SUNSHINE」と「ねがい星は中々良い曲であることはもう一度、強く主張しておきます。 「郷愁」でのShinyaの歌も耳に心地良いし、彼らの音楽に何かオリジナルな色付けをする素地は十分にあるだろう。

ねがい星-PV
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