RATID -Realize A Thing In The Depths-

新年度からは下ネタを言わない。
<< Strong But Silence feat.S.B.S / GM YOSHI | TOP | YES feat.CO-KEY / HILL a.k.a.HILL THE IQ >>
遼の最近読んだ本
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

web拍手
| - | - | -
THE DAY / HILL a.k.a.HILL THE IQ


1.INTRO  
2.HILL IS STILL ILL
3.YES feat. CO-KEY
4.ポリス・ストーリー
5.THE DAY feat. T.A.K. THE RHHHYME
6.G.R.R EVENING NEWS 
7.THE ARSONIST
8.危険地帯 DANGER ZONE Produced 
9.RADIO SKIT feat.RYU 
10.UP&DOWN feat. CO-KEY
11.NO PAIN NO GAIN feat. CO-KEY
12.WALK THIS WAY 
13.OUTRO Produced 

★★★★★★★★★

名作コンピアルバム「
悪名」でのZEEBRAとの「飛んで灯に入るWACK MC」やソロ音源の「HILL'S STREET BLUES」、「ライミン術」など、90年代のHIPHOP黄金時代を支えた、「参加音源=名作」の男・HILL THE IQ改めHILLの1stアルバム。長い沈黙の時を経て2002年12月11日発売。

90年代に小出しにされた参加楽曲群。そしてそのどれもがクオリティは一級品。本作はいつドカンと動くんだとヤキモキしていた当時のリスナーの募り燻る思いを、2002年になって見事完全燃焼させた。

HILLのラップはイカしたジャケットが示すとおり、初めて地下からその顔を出した時と同じ黄金期のスタンダードスタイルだ。小節の終わりにはカッチリ韻を踏んでやるのがラップってもんだし、相棒たるビートから言葉を逸脱させてスピットするフロウなんてもっての外。そんなHIPHOP黄金期のラップを2002年になっても堅持。ただし音に関してはあの頃の煙たい音を何の工夫も無しに持ってきて、安易に生きた化石的に評価を上積みすることはない。このラップを載せるのは、あくまで時が歩んだ分だけ進化したトラックに、だ。

「そんなの噛み合うはず無い」って??そんな不安は、1998年発売の「
DRUM METHOD」収録の「Danger Zone」の歌詞とフロウをほぼそのまま借用したラップがDJ DAIのトラックと余裕でがっぷり組んだ「危険地帯」が、原曲と同等、もしくはそれ以上のカッコ良さを得ているのを聴けば無用なものだとわかるはずだ。

LIBRO作とは思えないほどアッパーなトラックに載せる「
YES」も2002年でこその音であり、そこにHILLのラップがビートに忠実なものであったからこそパーティークラシックとなったと言える。

DJ SACHIHOの手掛けた「
ポリス・ストーリー」「THE ARSONIST」こそやや勢いは落ちるものの、それ以外は全て名曲クラスと言って良い。「HILL IS STILL ILL」でインパクトあるハイハットを携え地下から再登場→クラブへ直行してパーティーを盛り上げ、帰宅→夕方のニュースを見て世を憂う→夜、再びクラブへ。この一日の流れを見事に描いた流れも気持ち良いし、合計で40分という時間も抑揚があるわけではないHILLのラップアルバムとしてはベストだ。3曲にラップ&歌で参加したCO-KEYもその後の自身のソロ作品よりずっとカッコ良い仕事をしている。90年代のHILLに期待を抱き続けた往年のリスナーにも、2002年にこのアルバムでHILLに出会ったリスナーにも、ついでにある程度は2009年現在のコンシャスなHIPHOPテイストの潮流にも、全方向的に対応する名作だ。発売された当初からヴィンテージ的であるという時間的矛盾を孕んでおり、だからこそ2002年当時において現代的。


追記:この作品発表後、再びその姿を音源で確認することの出来なかったHILLだが、GRAPPLUZのJAYER主導で完成された2007年12月5日発売のコンピアルバム「
PATRIOTS」収録の「WACK MC」に参加した。しかしこれ以降は再び音楽活動は途絶える。多分もうラップは辞めちゃったんだろうなぁ。残念。
web拍手
20:29 | HILL a.k.a.HILL THE IQ | comments(4) | -
スポンサーサイト
web拍手
20:29 | - | - | -
コメント
いや、本当、名盤ですよね。
俺の場合、FUSION COREのIQと間違えて買ったんですが(笑)
でもその間違いがなければ出会わなかったと思うと、
背筋が寒くなる……そのくらい好きなアルバムです。

やっぱりラップ辞めちゃったんですかねー。
本当、惜しまれる……。
2009/12/11 2:52 AM by 阿呆鳥
お久しぶりです。コメントありがとうございます!!

本当歴史に残る名盤ですよね。

>FUSION COREのIQと間違えて買ったんですが

いやもう、IQに感謝ですね笑
ラップが堅いだけ、音が割と派手なだけ、じゃなくてずっと聴いてられる飽きの来ないアルバムですもんね、コレ。
自分も買って以来、未だによく聴き返します笑

PATRIOTSに参加した時は、声量こそ幾分落ちてたもののフロウとライムセンスは衰えてませんでしたよ!!
辞めるなんて本当勿体ないですよ…客演だけでもいいから、またあの虫みたいなラップ(by ヒッチェキのKEBOさん)を聴かせてほしいものです。
2009/12/11 3:03 PM by 遼
“飛んで火に入る〜”と“蜘蛛の糸”を聴いて、おっ!と思いこのアルバムを購入したんですが、期待していたのと全然違ったのですぐに処分してしまったんですよ・・・。だいぶ前のことなのでどんな内容のアルバムだったかよく憶えていませんが、リリックの英語比率が格段にあがってたような気がしましたが・・・。“放火魔”なんかがブレンド要員として重宝するのでこのアルバムももう一度トライしてみます!
2009/12/13 1:35 PM by たこ
>飛んで火に入る〜”と“蜘蛛の糸”を聴いて、おっ!と思いこのアルバムを購入したんですが、期待していたのと全然違ったので

確かにトラックは様変わりしてますからね〜。
個人的にはそこが潔くて好きでした。

>リリックの英語比率が格段にあがってたような気がしましたが・・・。

いや、そこまでやたらに使ってるわけではないと思いますよ。
恐らく使ってても形式的なHIPHOPワードくらいだったと思います。

自分の大のお気に入りのアルバムなので、たこさんももう一度トライして気に入って頂ければ嬉しいです!!
2009/12/14 6:57 AM by 遼
コメントする











04
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--