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TONE DA SHIT UP! / S.B.S



1.RESPECT 
2.飛行船 (SHIN mix) 
3.解釈のHyjack 
4.Don't runaway from love 
5.飛行船(bonus track by DONI)

★★★★★★☆☆☆☆

K.O.D.P所属の、と言った方がわかりやすいのだろう、シンガーでありラップもこなすBOOを始めU-ZI(ラップ)、SHIN(DJ)の三人から成る大阪のグループ、S.B.S。これは彼らがGM YOSHIとの「
Strong But Silence」を世に出す一年前、初の自身名義の音源として1998年4月21日に発表したミニアルバム。他のS.B.S関係の音源としてはこの作品以降に発売となった数枚のヴァイナル、S.B.Sとして初の曲であるThe Best Of Japanese Hiphop Vol.5収録の「SAD WORLD」の他、U-ZIのソロ曲が局地的なコンピアルバム「two-10 Studio」で数曲聴ける。BOOの参加作品についてはMURO周りの仕事を中心に改めて言うまでもないでしょう。しかし96年結成のグループである事を考えると、凄い速さで当時の大阪を一気に駆け上っていってたんだなぁ。

さて、このミニアルバム。まずこの濃厚なジャケットを見て直感的に何かくるものがあるかどうか。僕がこれからダラダラと書き連ねる駄文を読むよりも、恐らくはその本能の方がこの作品を理解する手がかりには成り得るのだろう。ファンクウィルスに感染してるリスナーならこのジャケットでおおよその内容は理解出来るだろう。いわゆる「古き良き」HIPHOPを何とかギリギリのタイミングでリアルタイムに詰め込む事の出来た、なるほどMUROに受け入れられるのもわかる作風だ。

声がくぐもりがちだったり決して良い録音環境ではないのに、そのラフさが転じてメリットとして生まれ変わるのがブラックミュージックの強み。彼ら自身その点を作品を作るにあたってかなり良く理解している。「
RESPECT」なんてドラムとベースだけのトラックを背にBOOはゴキゲンに歌っちゃうわU-ZIは「SAD WORLD」よろしく例のボソボソニヤニヤしたフロウ(聴けばわかります)でキメちゃうわで、音楽構成としては凄くアンステイブルなのに、いざ評価するとなると「ぶっとくて素敵」の一言で好意的に評価出来てしまう。禁じ手の重ね技が得点になるのはこんなHIPHOPだけ!!

ただ構成方法としては音楽的に最悪かつHIPHOP的に最良の手法を用いる事が出来ているものの、爆発力という点では「
RESPECT」はいまひとつ足りないし、続く「飛行船」も歌いっぱなしのBOOの存在感が前に出すぎて、穏やかなだけの音と合わせて彼の声がもたれてしまう。「Don't runaway from love」も「飛行船」と同じ理由で絶賛は出来ない。メッセージは良いのに。

逆にBOOが唯一ラップで切り込んでくる「
解釈のHyjack」は、投げやりなホーンが効いたトラックの上での2MCの掛け合いが素晴らしい曲。他の曲で感じた「あともう一歩」を見事踏み出せている。存在感の無いトラックがDONIなる人物によって華やかに生まれ変わった「飛行船(bonus track by DONI)」も新機軸を見せるボーナストラックとしては申し分無いし、この曲以外全て自前でプロデュースした作品である以上、自分達の武器と課題を確認出来たという意味では十分なデビュー作と言えるだろう。このミニアルバムを踏まえてどのように進化していったのか、これ以降に発売となったヴァイナルオンリーの作品を探すのが今から楽しみだ。

あとスペシャルサンクス欄にSHING02とかDJ VADIMとか意外な名前が色々あって見るのが楽しい。
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