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Enter The Funniest Temple / Sindbad feat.Takatsuki



1.Enter The Funniest Temple 
2.Take Us There 
3.Counterattack of Django the Drunken  feat.Morita a.k.a.メテオ,Tyko
4.The Weir Kitchen Range is an Inside 
5.The BUS (The Great BUS a.k.a The BUS) 
6.My Island’s Name 
7.Welcome to the Mature Side 
8.Parallel Music 
9.Around’n’Round 
10.Ms.Blue Daisy and Mr.Oaktree 

★★★★★★★★☆☆

特にSMRYTRPS辺りに詳しいわけでもないけれど、このアルバムはよく聴いた。2006年12月20日発売。ウッドベース使いの詩人、SMRYTRPSのTakatsukiと、抜けの良いドラムを駆使するトラックメイカーユニット「Sindbad」の鳥居本英樹がタッグを組んだコラボアルバム。

90年代ミドルスクールの音を目指したアルバムということなのだけれど、なるほどドラムソロで始まってウッドベースが乗って、ピアノが乗って更にホーンも挿入されて…とチュートリアル形式で始まるクラシカルな手触りのインスト「
Enter The Funniest Temple」が冒頭を飾る通り、基本的にその路線を基軸として力の抜けたパーティアルバムに仕上がっている。「とにかく楽しもうよ!!」を合言葉に小箱でいつものメンバーで気楽に騒ぐ、そんな情景がHIPHOPスラングではなく、一般人にもイメージしやすいような言葉で紡がれていく。ポロポロと音がこぼれてくる「Take Us Thre」の心地良さはこのタッグで可能なことを引き算的に弾き出したことで成し遂げられたものでしょう。物凄く聴いてて落ち着くSindbad feat.Takatsuki式パーティアンセム。

ヴィブラフォンに軽快な8ビートが絡まるトラックの上でさらさらっと流していく「
The BUS (The Great BUS a.k.a The BUS」も目指したところが丸わかりな触感で凄く良い。「答えがないなら全てが答え タイムマシンはもういらない」のリリックが(音楽に対して向けられてたならこのアルバム自体どうなの??ってなっただろうけど)優しく聴き手の今を肯定して前を向かせてくれる。こうした要所要所での光る言葉が、こんな休日に聴きたくなるような脱力感を誘う。この曲の後に、「まぁ自分の足場は自分で決めて固めなよ」ってな感じで諭す短尺SKIT「My Island's Name」を挟む構成もニクい。

唯一「幼稚な奴には用はないぜ」とバッサリ切り捨てる「
Welcome to the mature side」(なんて自信に溢れたタイトル!!)もHIPHOP特有のハードなリリックは使わず、アルバム全体の纏まりは維持。あとは音楽探求の旅を定番ネタに載せて今作中一番HIPHOP的にストレートな構成で攻めるキャッチーな「Around'n'Round」や、陽気なようでリリックと交わり哀愁感を醸すギターが良い「Ms.Blue Daisy and Mr.Oaktree」も良い。特にアルバムを締める後者の出来は素晴らしいと思う。夕暮れの放課後のような情景描写に、Takatsukiが得意な、曲中に「あなた」を設定して優しく語りかける姿勢も合わさって、本当に感動した。大団円。

全10曲のアルバムはコンパクトに纏まっていて、カラフルな一曲一曲が良く個性を出せている。ただビッグバンド風にガヤガヤ騒いじゃう「
Counterattack of Django the Drunken」と、お座敷小唄を元に落語ネタ(?)で突っ走る「The Weir Kitchen Range is an inside」はちょっと聴いてて疲れるかな。「The Weir〜」なんてこの内容を他の曲と同じ、ミドル風味のビートでやっちゃってて、納豆とカレーを混ぜたような力技。成功すれば凄かっただろうけど。ただどちらも日本のHIPHOPには無いタイプの曲だし、姿勢としては歓迎すべきものでしょう。

あんまりこのアルバムが話題になっているのをTakatsukiファンの間でも見た事がありません。でも語るべきところは多くある、特別な知識なんか無くたって誰にでも良さが伝わるし誰でもその良さを言葉に出来る、そんな手の平サイズな良いアルバムだと思う。
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