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OSAKA HIPHOP INDUSTRY / V.A.
 


1.intro
2.atius from Lion's rock - midnight swinger
3.TOKI - Keep On
4.NAGAN SERVER - nubia ego
5.SMILE BLOSSOM - 枯れ葉
6.ARATA feat.INDEN - 望む場へ
7.JAB - Fast and slow
8.sal the soul - sevendays
9.八空 - マックロバクオン 
10.interude
11.monch from ABNORMAL BULUM@ - o~saka スリル
12.RYW、茂千代 & youth as Wonder 3 - 衝動(DJ $hin remix) feat.shingo西成、22 & mista o.k.i
13.outro

★★★★★★★★☆☆



2009年1月発売の、タイトル通り大阪のHIPHOPアーティストを集めたコンピレーションアルバム。この参加アーティストを見て購買意欲をそそられる方って関西人でなければかなりの好きものかと思います。ただ逆に、このメンツに反応できる方に対しては確実に満足感を与えてくれるアルバムでしょう。値段も1575円とお手ごろ価格。

僕がこの中で唯一馴染めなかったのは四つ打ちハウスに乗せてく感触が違和感ありまくりだったmonchの「
o~sakaスリル」くらいのもので、それは裏返せば大半の曲はジャズやらファンクやらを基調にローファイビートに載せた90年代型HIPHOPだってこと。似非大阪ファンですが、大阪ではこの手触りのHIPHOPが脈々と受け継がれてますね。特にLion's rockのアルバムもイカしてたatiusによる「midnight swinger」の出来の良さといったら!!陽気な声で音楽から生まれる風景を楽しげに語っていく姿は本当に嫌味ないし、揺れまくりなブラスと併せて聴いてて楽しい。底で無茶苦茶渋く自己主張してるベースのセンスも抜群だし、2ndアルバムが出れば絶対に買いたいなぁ。同じ高槻組のJAB(デモアルバム「どぶねずみZM」も良かった)がクラシカルなのにテクニカルなビートに上手く言葉を載せる「Fast and slow」も中々。ただイントネーションの付け方が特徴的な一方、そればかりで逆に全部同じ曲に聴こえてしまうきらいがあるので、フルでソロアルバムを作る際にはフロウの幅を増やしてくれないとちょっと聴き疲れしてしまうかも。同じく関西訛りのイントネーションが耳に残るARATAの「望む場へ」に関しては、フロウが奔りまくりなINDENがビートを完食。この人のラップカッコ良いなぁ。1stが隠れた名盤であるsal the soulも「sevendays」でピアノのキレイなループの上でベテランらしく巧く乗りこなしてる。こういうメロウなトラックに乗る事に関しては日本でも有数の対応力を持ってるんじゃないだろうか。こんな曲が収録されてるとは、やっぱり3月に発売したセカンドも気になるなぁ。他にはベテランらしい直球かつ人情的なリリックがあったかいTOKIや、逆に繊細なリリック構成&声で、大阪の中では今の日本全体のアングラとは最も近い立ち位置にいるのであろうNAGAN SERVERあたりも流石の出来栄えだった。Wordswingaz再結成にもなった豪華リミックスの「衝動」は期待しすぎずにボートラ気分でどうぞ。オールスター集結のこの曲より、結果的に他の曲の方が立ってる。

とまぁやっぱり俯瞰で見るより曲ごとに語るしかないのがコンピアルバムレビューの辛いところですが、大阪を切り取ったときこういう煙たいビートが大半を占めるのは面白いなぁと思う。アーティスト単位じゃなく地域としての特徴としてのこの音の立ち方は、かつての横浜=ウェッサイという図式と同じくらい確立されてるんじゃないだろうか。何はともあれ1575円だし、現代型のHIPHOPに上手く付いていけてる人にこそ、DJ BAKUや鬼、Eccyのアルバムなんかと一緒にiPodにブチ込んでランダム再生で聴いてほしいかも。煙いのに、埃臭いのに輝くんよコレ。

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11:53 | V.A. | comments(4) | -
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コメント
先日は当ブログにお越し頂き、その上 相互リンクまでして下さったことに誠に感謝 申し上げます。

大阪のHIPHOP作品って埃(煙)っぽい作風のものが多いですよね。
特にコンピレーションに入ってる曲の大半がその系統のもので私は些か食傷気味です。
地域に関係なく コンピーレションアルバムは手に取るも収録曲がハズレばかりで辟易していたんですが、この作品は期待できそうです。

知らない名前もチラホラとありますが、私には お馴染みのアーティストも。
中でもLion's Lock、ABNORMAL BULUM@のメンバーが参加しているのが嬉しい。


私が生まれ育ちも関西の人間なので一つ気になったことが。
不粋なコメントになりますが、この記事や時折 出て来る関西弁を見る限り、遼さんは関西圏の人なのでしょうか?
(詮索する気はないので この質問はスルーされて構いません)
2009/09/09 12:26 AM by あおぼし
いえいえ、こちらこそリンク張らせて頂いてありがとうございました。

>大阪のHIPHOP作品って埃(煙)っぽい作風のものが多いですよね。
特にコンピレーションに入ってる曲の大半がその系統のもので私は些か食傷気味です。

確かに食傷気味というか、事前に音の予想はなんとなく付いちゃいますよね。
音の特徴を持ってるのは素晴らしいことだけど、それが90年代黄金期の音を軸にした物だからってそれだけを延々と掲げ続けるレトリックにはしてほしくないところです。

>知らない名前もチラホラとありますが、私には お馴染みのアーティストも。
中でもLion's Lock、ABNORMAL BULUM@のメンバーが参加しているのが嬉しい。

そうした意味ではABNORMAL BULLM@のmonchの曲は大阪における新しさ、という意味では意義があったのかな。
Lion'srockいいですよね〜音が揺れまくりで、今までの日本のHIPHOPでは中々無い感じで。
sal the soulなんかもLion'srockと同系統のアーティストとして個人的に凄くお勧めです。

>遼さんは関西圏の人なのでしょうか?

はい、関西在住ですよ〜!!ギリギリ大阪ではありませんが。
どうしてもたまに関西弁で書く方がしっくり来るときがあるんですよね…。
2009/09/10 8:19 AM by 遼
Lion's RockはMCとしてのatiusももちろんのこと、トラックメイカーとしての吹田2000も大好きです。
jazz特有の躍動的なスウィング感を高音域の声質で軽快に乗り回しているのが よく合っていて好感触。
それに似てるということで興味が湧きました。sal the soul。
次にショップに出掛けた時に買ってみたいと思います。

やはり、関西の方でしたか。
いきなりの我侭な申し付けに御回答して頂きありがとうございます。
2009/09/11 5:00 PM by あおぼし
トラックも確かに素晴らしいですよね!!
スウィングしまくりで、何か三次元的な広がりのあるパーティー感というか。(物凄く抽象的な表現でアレですが)

sal the soulはジャズというよりはアーバンソウルな手触りですが、1stはブラックミュージックの黒さと清浄感の融合とか、方向性はLion'srockと通じるところもありかなり良いアルバムです。
2ndもよさげなので自分も2ndを買いに行こうかな…

いえいえ、そう言えば何故かINTROさんであったりユキシグレさんであったり、自分より上の世代のブログさんから自分くらいまでは関西在住の方がほとんどでした。
あおぼしさんも関西のご出身なんですね。
何かレビューを書きたくなる気質が関西人にはあるのか…
2009/09/11 6:53 PM by 遼
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