1. Intro
2. ROCK the HOUSE(ASIAN PIMPS Remix)
3. Do my thing(Album Version)
4. Think about you
5. Ready to go?(Interlude)
6. WALK ABOUTfeat.椿
7. Do you know where you’re going to
8. DECOYfeat.MICRO and KUROfrom.HOME MADE家族
9. By the wall(Interlude)
10. You know
11. Feels good
12. ¥¥¥(Interlude)
13. the Joker
14. RIN:NE(Album Version)feat.asm.
15. What does“LOVE”mean?feat.LUV and SOUL
16. By the wall
17. ROCK the HOUSE
★★★★★★★★★☆☆
元HOME MADE家族のH.O.Z.EとシンガーのRyu-bによる名古屋発のユニット、それがHB。現在はもう活動情報が全く耳に入ってこないので活動しているのかもわからないが(誰か詳しい方いらっしゃいませんかー!!)この1stアルバムはそんな現在の活動の乏しさを一段と残念に思わせるだけの眩しい輝きを放っている。特にラッパーのH.O.Z.Eの方は歌詞カードをざっと見たところその英字の多さにバイリンガルスタイルな印象を受けるが、実のところ日本語の操り方がハンパじゃなく巧い。二ヶ国語語彙自由自在、これこそ真の言語二刀流。初っ端の「ROCK the HOUSE(ASIAN PIMPS Remix)」においては特にその日本語リリックのカッコ良さが活きていて、我が物顔で好き勝手にフロウするAsian Pimps勢に喰われず一人で対抗、その切磋琢磨の末滅茶苦茶痺れる一曲を作り上げてしまった。そしてもう一つこのアルバムを名作たらしめているファクターが「シンガーとの相性の良さ」、これに尽きる。Ryu-bとは勿論のこと「WALK ABOUT」と「RIN:NE(Album Version)」における女性シンガーとの見事な掛け合いはH.O.Z.Eを名古屋どころか全国トップクラスのラッパーに位置づけるのに十分な説得力を持つ。この二曲も本当いい曲で、そこらのそこらの洋楽よりよっぽどシンガー×ラッパーの魅力を発揮している。Ryu-bの歌モノ(あの名曲のカバーまで!!)もいいアクセントになっていて、一枚通してバーで流れてそうな妙に小洒落た印象を受ける。主にH.O.Z.Eの凄まじい技量によってアッパーチューンからラブソングまで綺麗に一つの大きな流れの中に収めきった良作だ。女の子と二人の時にかけるのにはもってこいなくらいテイストフル。