1 intro
2 昇喜乱舞
3 イキナイキカタ
4 サイバー刃2000
5 韻スパイア
6 イキナイキカタ(マン山田remix)
7 BGM
8 昇喜乱舞REMIX feat.走馬党
★★★★★★★★☆☆
BACK GAMMONの登場。日本で最も男汁ほとばしるクルー、走馬党に所属しARK、GINRHYME DA VIBERATER、DJタナケンから成る走馬党ファンの間でも相当に人気の高いグループである。このミニアルバムはそんな彼ら名義でのCDデビューとなる作品。(因みにこれ以前に「
JAPANESE HIPHOP Flava!2」に「
撃破」が収録された。)もう発売から8年経つわけですが、それでもなお走馬党ファンなら外せないのがこのEP収録の「
昇喜乱舞REMIX」でしょう。このミニアルバムが発表されたのは2000年。ラッパ我リヤも先のDRAGON ASHとの「
Deep Impact」で人気に火がつき、MINE神-HOLDも丁度走馬党に加入した、まさに走馬党最盛期の頃のポッセカット。シンプルながらもとてつもない迫力のある土臭いビートで繰り広げられる洒落っ気など微塵もない漢達のラップ合戦。走馬党の八人の誰もが最高の出来のラップなので優劣付け難いが、やはり一人だけMVPを挙げるならARK。この曲のラストのヴァースを担当し、怒涛の高速ラップでこちらを圧倒する。ARKの巧さの真骨頂。この曲に関しては名曲と断言しても問題ないでしょう。他の曲も良い出来で、ポジティブなメッセージが気持ち良い「
イキナイキカタ」、独特なトラックが嫌でも頭に残る「
韻スパイア」、反対にシンプルながら黒いトラックにサンプリングのフックもカッコ良い「
サイバー刃2000」など、中々楽しめる内容。しかしやはりこのミニアルバムの聴き所の八割は「
昇喜乱舞REMIX」が占めているだろう。圧倒的な破壊力と男臭さが充満する曲。
これこれ、これが本物の「漢」ってもんですよ!!(二回目)