RATID -Realize A Thing In The Depths-

新年度からは下ネタを言わない。
遼の最近読んだ本
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RIDE ON WEST / V.A.


1.GIPPER 「I.n.t.r.o.」
2.clef feat.TERRY,BUZZ 「Wake Up!」
3.Ticky“D”Tac feat.Challi 「To da Max Funky」
4.GIPPER+S55 a.k.a SPOCK+YORK 「Mr.Shakes」
5.Mr.Low-D 「Night High」
6.Yoze+Enmaku 「Young Emotion」
7.OUT WITS 「Drunksta」
8.RAIDER,FRENZY,L-B,REO-G 「Concrete Anthem」
9.SMOKE 「Dont Stop Smoke Way」
10.STYLISTIC MAFIA(HYENA&65 SYNDICATE) 「AJISAI 」
11.大地「大都会“street water”」
12.D-ON feat.LA-BIA 「CRECIMIENTO」
13.Shiva Dogg feat.DESTINO 「Club Hello-Inn」
14.NESCO feat.KAORU「西吹く風」

★★★★★★☆☆☆☆


TSUTAYA限定で発売された、いわゆる「西系」に属するメンツを集めたコンピレーションアルバム。2007年10月24日発売。

14曲中10曲がFuekiss!によるプロデュースのオムニバスアルバムとあって、実質的には、敏腕トラックメイカー・Fuekiss!のアルバムと言ってしまっても問題は無い気もする。

そんなわけで期待を胸に秘め聴いた本作だったが、Fuekiss!が全曲で絶好調というわけではない。取りとめの無い音の断片がかろうじて涼しげな雰囲気を形式的にのみ醸し出す前半は、正直なところ退屈だ。元々内容やコンセプトなんてあってないような肉体感覚重視の音楽であるため、リリックの中身よりも、ラップとサウンドの融合そのものの相性が最も重視されるジャンル。その理屈よりも先にドカンと攻めにかかる姿勢がようやく見えたのは中盤以降。トーキングモジュールの爽やかな絡ませ方が流石な「Young Emotion
」で「おっ」となる。しかしそれ以降がまた続かない。EIGHT TRACKメンバーによる「Concrete Anthem」(翌2008年3月発売の彼らのアルバムにも収録)、GIPPERに影響を受けたと思われる歌フロウがこれからを期待させる大地の「大都会〜Street Water〜」などの佳曲が散発されはするが、それもゴリゴリにブッといBay Funkからは程遠い。

形から入ってる感の強いこうした作品にいつものFuekiss!節を期待した僕が悪いのかもしれないが、多少肩透かしをくらった思いは否定出来ない。「Young Emotion
」こそ素晴らしかったが、もっともっとやれるはず。

あと、若手(と思われる)3人が綺麗に音と言葉を合わせて情感豊かに仕上げた「CRECIMIENTO
」の次に "金玉リバーサイド チンコのカーブ" というHOOKを捻じ込んでくる「Shiva Dogg」のTRIPPEN達はひどいと思います。


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R.O.B - RAPSTA ON BOOT STREET / V.A.


1. IF GOD OPEN THE GATE 
  DJ G-FRESH + SHY- P.O.P + Toul Roll 
 Produced by JASHWON for B.C.D.M
2. 一本道
   PIT GOb + BRON-K 
  Produced by KURABEATS
3. WE RUN......
    SHIZOO + L&J 
    Produced by Y.J TRAK&JASHWON for B.C.D.M
4. NEW DAY
    bay4k + NORIKIYO + JASHWON 
    Produced by JASHWON for B.C.D.M
5. BLACK BASE
    C.T + 寿 
    Produced by JASHWON&Y.J TRAK for B.C.D.M
6. 街中の噂
    漢 + ONE-LAW 
    Produced by DJ MUNARI co-produced by PRAWDUK
7. KEEP IT...
    ESSENCIAL 
    Produced by JASHWON for B.C.D.M
8. STEP OVER TO THE FRONT 
    N.M.F 
    Produced byThe Ackmaju for 7070production
9. CHANGES
    ICE DYNASTY 
    Produced by Y.G.S.P
10. THE THEME OF SAMURAI RICHARD
      TETRAD THE GANG OF FOUR 
      Produced by JASHWON for B.C.D.M
11. buziness disk
      JBM + MIKRIS + KGE the shadowmen 
      Produced by JASHWON for B.C.D.M
12. CRAZY
       L-VOKAL + SEEDA + D.O 
       Produced by D.FOCIS
13. lily
      Mr.PUG from MONJU + ISSUGI from MONJU + S.L.A.C.K. 
      Produced by JASHWON for B.C.D.M
14. GET IT HOT
      PIT GOb + JASHWON + D.O 
      Produced by JASHWON&Y.J TRAK for B.C.D.M
15. GRAB THE MIC (BAD BOY)
      PRIST + SHORTY THE STONE + ISH-ONE + YAN-MARK + NAOYA + 十影 + YOUNG FREEZ + FRANKEN + JAYSMAN 
      Produced by OHLD for 7070production EXECTIVE PRODUCER : JASHWON for B.C.D.M

★★★★★★★☆☆☆


渋谷宇田川に構えるレコードショップ・BOOT STREET監修のコンピレーションアルバム第二弾。2010年2月7日発売。

ほとんどの曲の製作にここ数年で着実に名を上げてきているJASHWONが関わり、とかくまとまりを失いがちなコンピレーションアルバムに、そのメインストリーム感の強い音で一本芯を通した。その代わりに、参加MCの多様性に反して、表面的な雰囲気の上でのヴァラエティ性が犠牲となり、アルバム単位で聴くと意外なほどに聴き疲れやすい作品でもある。

それでも曲ごとに取り出していくと、「
一本道」で1ヴァースだけキッチリ決めていくBRON-Kや、相変わらずのNORIKIYOのファックポリスぶり(個人的にはちょっと苦手)、TETRADやN.M.F(=練馬ザファッカー)のクルーとしての成熟度など、見るべき部分は多い。そして、べしゃりフロウを封印した代わりに小節ごとのリリックが耳にガッシリ入ってくる「街中の噂」での漢の円熟味や、仲良し3人組による珍しくシリアスな「buziness disk」、S.L.A.C.K.の更に何言ってるかわからないくちゃくちゃぶりなどを耳にするとやっぱり楽しいし、抜けた完成度の曲こそ無いが、十分聴かせてくれるアルバムだと思う。

その一方で、「
IF GOD OPEN THE GATE」でのDJ G-FRESHによる誰得な中二英語シャウトや、相変わらず流して聴くといつMCが変わったのかすら気付かないICE DYNASTYによる「CHANGES」(リリックは練っているのが伝わったけど)など、この手のイケイケHIPHOPにありがちなボディががら空きですよ感を感じないことも無い。ただ、そんな隙が見えてても、自らの一連のメディア露出を黒歴史にしないでエンターテイメントして見せる「GET IT HOT」でのD.Oなどを聴いてると、全部許せちゃう。
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19:44 | V.A. | comments(0) | -
STARZ LABEL PRESENTS STARZ FILE / V.A.


1.Remark Spirits 「Freeway」 
2.twenty 4-7 「GOING MY WAY」 
3.GROW 「My Family」 
4.AKLOと空 「WAY OUT」 
5.NaNa 「Baby 〜part2〜」 
6.SEEK 「Street Dreamers」 
7.TASH + YASUE 「光の射すほうへ」 
8.SIN PRODUCTION 「NATURAL HOW HIGH 〜THIS IS OUR OLD SCHOOL VER.〜」 
9.Mie 「a part of you」 
10.Mitchey Walker 「Stay with me feat.GIANGO」 
11.GALAXY EXPRESS 「CHECK MATE」 
12.KMC 「リリカルシューティング」 
13.CLARABELL 「Good Night Baby」 
14.Sound Around 「Shooting Star」 
15.Tokyo Beat Society 「Love Song」
 

★★★★★☆☆☆☆☆


エイベックス系レーベルう・リズムゾーン主宰で行われた全国規模のクラブミュージックオーディション・STARZ。本作はそのSTARZで掘り起こされたアーティストをコンパイルしたアルバムだ。2006年10月25日発売。

本作を購入した最大の動機は、当然というか、AKLOと空の楽曲が収録されていたことにある。僕の知る限りでは、AKLOのラップが聴ける最も古い作品だ。

他に名前を知っていたのはtwenty4-7とKMCくらいだったが、個性のあるアーティストが多くて、思ったよりずっと楽しめた。この手の若手コンピはたまにただのポップラップ崩れが一固まりにされているものもあったりするのだが、本作のアーティストはR&BとHIPHOPを中心として、それぞれのヴィジョンをしっかり持っていて、上手く言えないが「聴かせようとしているところ」が聴き手にも良くわかる。

気になったものとしては、まずは男MC、女MCが各一人に男性シンガーを加えたRemark Spiritsの「
Freeway」か。トラックとヴォーカルの清涼感は良い。ただ、一昔前のもたついたラップが今一つ心を乗らせてくれないのは残念。MCのTASHとシンガーのYASUEによるTASH+YASUE「光の射す方へ」は、サビでのポップス的な盛り上げ方がいくぶんあからさますぎないこともない。しかし盛り上がるのは事実で、よくリズムに乗ったラップと合わせてこの中では良かった。HIBIKIと語神の2MC・SIN PRODUCTIONによる「NATURAL HOW HIGH」は、トラックやHOOkなど随所にHIPHOPへの愛が垣間見え、本作の中では一般的なHIPHOPリスナーが最も親しみやすい曲であろうが、無理にファストラッピンだけで攻めようとするラップが、聴き取り辛い上にキャラ立ちまで阻害しているのが勿体ない。他の曲でも常にこういうラップなのだろうか。

個人的に琴線に触れたのは、3人組のCLARABELLによる「
Good Night Baby」。陽気なファンクに乗せての楽しいパーティラップは、ファンクサイドのLion's Rockといった趣でかなり好みだった。曲に対してラップが占める割合は少なく、HIPHOPであることを目指しているグループではなさそうだが、面白そうだなぁ。

もちろんAKLOと空による「
WAY OUT」はダントツに面白かった。アコースティックギターの旋律と、そのボディを叩きながらのビートというシンプルでテクニカルな構成だが、それでここまでラップで情感を加えられるのは凄い。乗る人次第では「インストで良かったのに」で済まされるところを、リリック、フロウ共に上手く立ちまわっている。

PV-AKLOと空「moonlight」

LIVE-CLARABELL「Good Night Baby」
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01:33 | V.A. | comments(2) | -
HIGH GRADE PROJECT 2008 / V.A.


1.H.G.P 2008 / HIDADDY, 遊戯, YOUNG DAIS, D.O, BIGIz'MAFIA, 漢
2.alive / HEAD BANGERZ & 漢
3.BURI BURI / HEAD BANGERZ
4.男のLife / HEAD BANGERZ & BIGIz'MAFIA
5.GooD JoB / HEAD BANGERZ & 練マザファッカー
6.BUBBLE FICTION / YOUTH
7.バイオリズム / CHIEF ROKKA
8.NO LIFE NO RHYME / HEAD BANGERZ & YOUNG DAIS
9.tha one and only / 22 & GAZZILA
10.H.B.G.P 2008 / HB FAMILIA
11.It's all good / YOUNG DAIS
12.FREE WAY / HIDADDY & YOUTH
13.FU●K YOU / 韻踏合組合
14.GANGSTA CLASS / BIGIz'MAFIA
15.E.W.S.N / 漢, D.O, HIDADDY, 遊戯, YOUNG DAIS, BIGIz'MAFIA
16.shining day / HEAD BANGERZ


★★★★★★☆☆☆☆

韻踏合組合のHIDADDYが、後に「ヒダディーひとり旅」としてDVDで発売されることとなった全国行脚を通じて繋がった面々とコラボレーションしたコンピアルバム。2008年7月2日発売。16曲収録で2000円と手頃な価格設定だ。

前述のような体裁を取った作品ではあるが、クレジットを見れば明らかなように、要するに実際はHEADBANGERZ&周辺グループにサグいグループを組み合わせてHIPHOPの純粋な不良感を浮き上がらせることを試みた作品だ、。韻踏勢の売りでもある「関西ならでは」のユーモア性を漢、練マザファッカー勢、BIGIz'MAFIA、YOUNG DAISといったメンツで封殺し、AKIOBEATSと東京から迎えたGENによりダークなコードのシンセ重視の音を覆い被せたことでその目論見はおおよそ達成されたと言えるだろう。

その裏表の関係として各曲の没個性化が進行しているため、良くも悪くも予想通りの内容とクオリティでしかないことも事実。数の力で押し切った曲ほど、それに準じて総力も増すという単純な図式で成り立っており、ゆえに「
H.G.P.2008」、「E.W.S.N」辺りは流石の破壊力だ。

その他で面白かったのは「バイオリズム
」。GENのトラックにより完全にHEADBANGERZに近いノリに染められたCHIEFROKKAが新鮮だった。シンプルでテンポの良いHOOKも良い。ラップ・トラック・ゲストのカードをシャッフルして実験する、コンピものならではのお楽しみ感を感じさせてくれる数少ない一曲だろう。

全体としては雰囲気だけで聴かせる作品であり面白みのない印象だが、ブラックな曲で客演するD.O.の存在感の大きさに改めて気付いたり、NORTH COAST BAD BOYSから参戦のYOUNG DAISが他の大物たちに力負けしていなかったり、個々の持ち場での健闘ぶりには発見も多い。
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04:13 | V.A. | comments(0) | -
RHYMEZ CONNECT / V.A.


1.GRAND CHAMP / DELI,MIKRIS,MARS MANIE
2.KISS THE GAME / MIKRIS,SESAME,KAGE,SNIPE,SMITH-C.N.
3.熱くてテキトー / DEN,般若,神
4.ヤブレカブレ / 565,MASARU
5.Stop the suicide / AKIRA
6.Top Ballin / WATT,SYGNAL
7.HERE WE GO / BIG RON,GHETTO INC
8.COME ON BABY / BIG RON,RICHEE,GIPPER,SAY
9.Why We Are Here / SPHERE of INFLUENCE,L-VOKAL,JAMOSA
10.Cash Is Good / SPHERE of INFLUENCE,L-VOKAL,JAMOSA
11.THIS IS HOW WE GO / Q,Akeey,ARK,MINESIN-HOLD
12.GOOD VBRATION / Pauley,山田マン,三善善三,Skipp
13.ドライブする〜? / CHANNEL
14.眠くない / EASTEND

★★★★★☆☆☆☆☆

後にHAB I SCREAMの2ndや、走馬党のポッセアルバムを世に送り出したget over the records主催のご挨拶コンピアルバム。get over the records自体は現在は消滅してしまったようだ。このコンピも2005年12月14日発売で揃えたこのメンツは、SEEDA側に一気に傾いていた当時の流行りを思えば微妙にタイミングを間違えた感があり、故に本作はあまり注目されなかった記憶がある。

その流行の中心から遠ざかり出した頃の凋落があからさまに出ているのは名古屋のBALLAERS組の楽曲。この頃からさすがにその金太郎飴スティーロが飽きられ始めたと記憶しているが、その起死回生にと狙ったFIXXXERによる引き算式の打ち込みトラックは、彼らの肝たる迫力を見事完封している。それを聴くに、人の目を気にせず、いつも通りのノリで安定して中の下クオリティを届けてくれるウェッサイ組はある意味凄いなとも思った。「HERE WE GO
」も「COME ON BABY」も、タイトルから連想してなんとなくウェッサイ式の曲調で脳内再生すれば、恐らく大体正解だ。期待のFuekiss!が2曲とも手掛けているだけに、こんなにありふれた音にしかなっていないのは残念。この人はNORA関連作品では素晴らしいベイファンクを届けてくれるのに、名を売る肝心の外仕事になるとGEEKの「LIFESIZE II」よろしく外してしまう印象がある。

しかし悪い点ばかりではない。YAKKO作の「
GRAND CHAMP」がDELIってJ-Kwon"Hood Hop"好きなんだねとしか感想の出ない、ダメな頃のDELIが満載の曲なのに対し、1.5軍で攻めたBUCK FIRE作の「KISS THE GAME」ではKAGEが良く頑張っていて良い。全員飛び道具みたいなメンバーにあってただ一人丁寧にキックするSNIPEも曲中でアクセントになっている。もうひとつ、「熱くてテキトー」もそのタイトルの脱力感とは真逆に、般若がグイグイ引っ張って魅せてくれる。「進攻作戦」まんまのバキバキビートを用意したGASCRACKERZも良い仕事。EASTENDとCHANNELのFG組のチルっぷりも、散々31人の叫びを聴かされた後に入ってくると凄く安心して良い感じ。

全体的には音楽作りの幅を広げられていないグループの楽曲が相変わらずの代わり映えの無さで退屈さを助長している。「いつも通りのやり方」がこの中で映えたのは、それが純HIPHOP的なアプローチではないロックサウンドだからこそ耳に新鮮だったC.I.G.くらいだが、それも決して特に秀でたものとは言えない。名作「
RAPPAGARIYA」を発表し、体制変換真っ最中だった走馬党勢も元気が無いし、これで3150円はキツいというのが率直な感想。

ただHOOKで565が"ヤブレカッブッレッ♪"とゴキゲンに歌った直後にMASARUが"落ち着け落ち着け 頭を使え"と返す「
ヤブレカブレ」は違う意味で楽しい。
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01:30 | V.A. | comments(0) | -
JAPANESE RAP STA on BOOT STREET / V.A.


1. N-TALK / PRODUCED BY jashwon for BIG CROW DOGZ MUSIC 

2. STREET DREAM / 十影,TEZ,CAZINO,馬獅,SOY,ISSUY,BRUK-HEAD,寿(以上LUCK-END),T2K,SHY-P.O.P(以上THELOYALTY),麻wooh吸inda house (無敵艦隊) 
 PRODUCED BY ATUSHI (LUCK-END) 

3. NEXT GHETTO PLAYAZ / D-ASK,SHIZOO,PAC-MAN (L2D fr,長野),PIT GOb>>
 PRODUCED BY INOVEDER for UBG Production 

4. 12' RAP STAZ / B.D,DWEET (以上THE BLACK TALON),MIKRIS,KGE,JBM, (TEAM 44 BLOX)C.T (B.B inc),D.O,JASHWON,PIT GOb,(D.OFFICE)MASARU (妄走族),KNZ (ICE DYNASTY),MAGASA
 PRODUCED BY jashwon for BIG CROW DOGZ MUSIC 

5. STAND UP STAND UP / HIDA (韻踏合組合 fr.大阪),愛 (黒船 fr.大阪),タイプライター (埼玉),りゅうどう(SHITAKILI IX fr.福岡),黒羽 (広島),BENZO (ABURA PRODUCTION fr.長崎),D.O,RINO LATINA II
 PRODUCED BY jashwon for BIG CROW DOGZ MUSIC 

6. HA,HA-I / DJ DA-15 (L2D)
 PRODUCED BY T-KC for BIG CROW DOGZ MUSIC 

7. STILL BALLER / HOKT,1-KYU (以上NORTH COAST BAD BOYZ fr.北海道),LGY (仙台),BUZZ (仙台),NITTY,D.O,RICANDYNA
 PRODUCED BY jashwon for BIG CROW DOGZ MUSIC 

8. DOGG LIFE / SEEDA,BES,A.THUG,STICKY,bay4k (以上SCARS),D.O,JASHWON,TWIGY
 PRODUCED BY K-LOVE from Okashi Party Production 

9. LOVE SCENE / PRODUCED BY K-LOVE from Okashi Party Production 

10. GHETTO ROLLI''N / ANARCHY (R-RATED fr.京都),D.O
 PRODUCED BY 泥王音(ドロキングミュージック) 

11. ラぶレたア / D.O
 PRODUCED BY jashwon for BIG CROW DOGZ MUSIC 

12. HI-BONG BOOGIE / HANABIS,魂風 (HIGH LIFE fr.岡山),LA-MEN DOGG,暗刻 (ONI-BONG fr.岡山)
 PRODUCED BY jashwon&T-KC for BIG CROW DOGZ MUSIC 

13. HARLEM n' JAPAN / PIT GOb,SHAKKA (下克上 fr.NYC)
 PRODUCED BY 無也 (下克上 fr.NYC) 

14. USUAL DAYZ / JASHWON,PIT GOb,E-MOTOROLL (L2D)
 PRODUCED BY K-LOVE from Okashi Party Production 

15. BOOT IN STREET / PRODUCED BY K-LOVE from Okashi Party Production 

★★★★★★☆☆☆☆


練馬The FuckerのD.O.とK-Loveが指揮を執り全国のラッパーを呼び集めたコンピレーションアルバム。2006年10月4日発売。

練馬The Fuckerは静のトラックメイカー・K-Loveと動のトラックメイカー・Jashwonという、2人の味のある作り手を抱えている。そして当然本作でもインスト込みでK-Loveが4曲、Jashwonが6曲手掛けている。そこにUBGからInovaderや、DJ MUNARIとしてソロアルバムも発表した無也も1曲ずつプロデュースしているので、15曲中の12曲については、トラックは概ね一定の水準を確保していると言って良いだろう。そこは安心して大丈夫だ。

這い上がってる真っ最中の若手ラッパー達の魅力が良く出たのは、LUCK-END勢が頑張った「STREET DREAM」を次点として岡山勢が吠えた「HI-BONG BOOGIE」だろう。東力士や東北のSHOWGOなど、地方の熱い男達が持っている男祭りフロウを操る4人のラップは勢いがあって楽しい。あとは「DOGG LIFE」が本作のハイライト。SACARSの面々の力量もさることながら、HOOKを担当するTWIGYのビートへの合わせ方が気持ち良い。「なんだよ、TWIGYはHOOKだけかよ」なんて不満は実際に聴けば出なくなる。メランコリーな存在感にやられてください。

だがしかしアルバムの質を損ねているのが、聴く前から予想出来る通り、参加メンバーの過多とそのスキル格差だろう。アングラから地方で活躍するラッパーまで呼び込んだ事でリスナーが得る楽しみもあるのは間違いないが、流石にいくらなんでも詰め込み過ぎて訳がわからなくなっている。「
NEXT GHETTO PLAYAZ」のSHIZOO、「12'RAP STAZ」でのKNZ、MAGASA、「STAND UP STAND UP」でのタイプライター、「STILL BALER」でのRYOなんかはトラックとの相性も併せてバッサリ切るべきだった人材であって、無駄な猥雑さを助長して曲の質を下げている事は否めないだろう。その辺りのストイックな制作が出来ずにダラダラと間延びした曲が出来上がる辺りが、ユニティの名の下に馴れ合いという底辺渋滞を引き起こしているという点で皮肉にもまさに日本のHIPHOPを上手く切り取れているのかもしれない。

あとカラフルな面々を取りまとめてくれるD.O.の器量は流石だと思うものの、彼が主導して纏め上げた(と思われる)HOOKがことごとくダサい。「
STREET DREAM」や「STAND UP STAND UP」なんて、もっと何とかなったんじゃないか。

12'RAP STAZ - PV
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OSAKA HIPHOP INDUSTRY / V.A.
 


1.intro
2.atius from Lion's rock - midnight swinger
3.TOKI - Keep On
4.NAGAN SERVER - nubia ego
5.SMILE BLOSSOM - 枯れ葉
6.ARATA feat.INDEN - 望む場へ
7.JAB - Fast and slow
8.sal the soul - sevendays
9.八空 - マックロバクオン 
10.interude
11.monch from ABNORMAL BULUM@ - o~saka スリル
12.RYW、茂千代 & youth as Wonder 3 - 衝動(DJ $hin remix) feat.shingo西成、22 & mista o.k.i
13.outro

★★★★★★★★☆☆



2009年1月発売の、タイトル通り大阪のHIPHOPアーティストを集めたコンピレーションアルバム。この参加アーティストを見て購買意欲をそそられる方って関西人でなければかなりの好きものかと思います。ただ逆に、このメンツに反応できる方に対しては確実に満足感を与えてくれるアルバムでしょう。値段も1575円とお手ごろ価格。

僕がこの中で唯一馴染めなかったのは四つ打ちハウスに乗せてく感触が違和感ありまくりだったmonchの「
o~sakaスリル」くらいのもので、それは裏返せば大半の曲はジャズやらファンクやらを基調にローファイビートに載せた90年代型HIPHOPだってこと。似非大阪ファンですが、大阪ではこの手触りのHIPHOPが脈々と受け継がれてますね。特にLion's rockのアルバムもイカしてたatiusによる「midnight swinger」の出来の良さといったら!!陽気な声で音楽から生まれる風景を楽しげに語っていく姿は本当に嫌味ないし、揺れまくりなブラスと併せて聴いてて楽しい。底で無茶苦茶渋く自己主張してるベースのセンスも抜群だし、2ndアルバムが出れば絶対に買いたいなぁ。同じ高槻組のJAB(デモアルバム「どぶねずみZM」も良かった)がクラシカルなのにテクニカルなビートに上手く言葉を載せる「Fast and slow」も中々。ただイントネーションの付け方が特徴的な一方、そればかりで逆に全部同じ曲に聴こえてしまうきらいがあるので、フルでソロアルバムを作る際にはフロウの幅を増やしてくれないとちょっと聴き疲れしてしまうかも。同じく関西訛りのイントネーションが耳に残るARATAの「望む場へ」に関しては、フロウが奔りまくりなINDENがビートを完食。この人のラップカッコ良いなぁ。1stが隠れた名盤であるsal the soulも「sevendays」でピアノのキレイなループの上でベテランらしく巧く乗りこなしてる。こういうメロウなトラックに乗る事に関しては日本でも有数の対応力を持ってるんじゃないだろうか。こんな曲が収録されてるとは、やっぱり3月に発売したセカンドも気になるなぁ。他にはベテランらしい直球かつ人情的なリリックがあったかいTOKIや、逆に繊細なリリック構成&声で、大阪の中では今の日本全体のアングラとは最も近い立ち位置にいるのであろうNAGAN SERVERあたりも流石の出来栄えだった。Wordswingaz再結成にもなった豪華リミックスの「衝動」は期待しすぎずにボートラ気分でどうぞ。オールスター集結のこの曲より、結果的に他の曲の方が立ってる。

とまぁやっぱり俯瞰で見るより曲ごとに語るしかないのがコンピアルバムレビューの辛いところですが、大阪を切り取ったときこういう煙たいビートが大半を占めるのは面白いなぁと思う。アーティスト単位じゃなく地域としての特徴としてのこの音の立ち方は、かつての横浜=ウェッサイという図式と同じくらい確立されてるんじゃないだろうか。何はともあれ1575円だし、現代型のHIPHOPに上手く付いていけてる人にこそ、DJ BAKUや鬼、Eccyのアルバムなんかと一緒にiPodにブチ込んでランダム再生で聴いてほしいかも。煙いのに、埃臭いのに輝くんよコレ。

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32 BLOCK PARTY Hosted by MURO / V.A



1.INTRO / MURO
2.MOST WANTED / TAD'S A.C./FULL CONTACT/GORIKI
3.ANTEMBLE / THE BROBUS
4.D.U.F.U. / PAPER $OLDER$
5.RAP GAMER / TOP BLOW
6.SKIT #1 / MURO
7.YOUNG SUPA STAR / ESSENCIAL
8.SHOT TO GET ON / C.T
9.MICROPHONE RACE / VIKN
10.SKIT #2 / MURO
11.YEAH Y'ALL / MIKRIS/JBM
12.DO ME BABY / AKIRA
13.MAKE THE SUCCES STORY / U-ZIPPLAIN/SESAME/STANGAN
14.YOUNGSTA BOOGIE / WOODSMAN/CIAL/HIPSTER
15.OUTRO -SHOUT OUT- / MURO
16.32 BLOCK PARTY -ALL CAST FREESTYLE- / 32 BLOCK FOUNDATION


★★★★★★☆☆☆☆


MUROとYAKKO、そしてなんとP.H(現PAPER $OLDER$)が2004年当時の若手を中心にフックアップしたオムニバスアルバム。豪華な料理人と材料が揃った割に、当時そこまで騒がれてなくて不思議がっていた記憶があります。当時から名を轟かせていた水戸・千葉組にGOUKI、AKIRAから現在になってのしてきたTOP BLOWやESSENCIALまでが集結した興味深い構成。で、メンバーを見て惹かれるのは確かですが、肝心のMURO達サポート陣の手掛けるトラックがMCの魅力を存分に引き出せているとは言い難いものが大半で残念。2004年頃のMUROのファンクネスをそのまま投影したようなのっそりしたトラック(これがYAKKO作だと気付ける人はそういないでしょう)にやり辛そうに間延びしたHOOKが乗るBROBUSの「ANTEMBLE」、今度こそ正真正銘MURO印・いなたいファンク展開の「MOST WANTED」でのまさかのTAD'Sの空気っぷりなどはその典型(ただGORIKIの暴れっぷりは凄いです)。若手が多いこともあって渋みづくものよりももっと勢いづくトラックが多ければ良かったんじゃないかな。U-ZIPPLAINの外部仕事ではベストワークとも言えるほど彼の弾丸フロウが冴えわたる今作白眉の「MAKE THE SUCCES STORY」や、そんな直球のカッコ良さとは正反対のところでドロドロ気持ち悪い空気感を醸し出すESSENCIALの「YOUNG SUPA STAR」のように若手の特性をシンプルに活かした曲はかなり聴けるだけに余計に他曲でのちぐはぐっぷりが惜しくなってくる。結局「ごく普通」のポジションに(落ち着くべきではないのに)落ち着いてしまった無念さの残る一枚。参加MCが総出演のラストの一曲はお祭り気分でどうぞ。
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JOY RIDE THE COMPILATION / V.A.



1. OPENING! / DJ MINOYAMA
2. 元町ブロックパーティー / Miss Monday+KOHEI JAPAN(from MELLOW YELLOW)
3. 意気揚々~BIGGATON MIX~ / BIGGA RAIJI
4. ミラーミラー / DJ TATSUTA feat.TSUBOI(fromアルファ)、CUEZERO
5. What’s your name / DJ KOHNO(fromケツメイシ) feat. カズシック&KUTTS
6. テキーラタイムのテーマ / DJ ETS
7. さーどっち? / DJ TATSUTA feat. 大蔵(fromケツメイシ) 、CHANNEL
8. ING / DJ KOHNO(fromケツメイシ) feat.ICE BAHN
9. BIG FRIDAY / DJ ETSU feat.TAKA,BROTHER HOOD
10. WDJ / DJ KOHNO(fromケツメイシ)&DJ ISO(from MELLOW YELLOW)
11. ろくでなしCRUISE / DJ TATSUTA feat. FUNKY MONKEY BABY’S
12. お客様が神様です / DJ KOHNO(fromケツメイシ) feat. GAKU MC ,WADA.RYO(fromケツメイシ),ナイス橋本
13. Precious Moments / JAMOSA
14. 閉店時間~OUTRO~ / DJ ETSU feat.SpaceboyBoogieX



★★★★★★★☆☆☆


横浜LOGOSで開催されている同名イベントの周辺メンバーによるコンピレーションアルバム。いや、楽しかったですよ。題名通りいなたくてイカツいHIPHOP観からは距離を置いて、ひたすらハッピーでピースフルな曲が続く。オバグラ層ではこんなHIPHOP観の方がプロップスを得るわけだけど、それをあえて(イベント名にかけているとはいえ)地上地下、双方のグループをこね合わせてどちらかと言えばコアなHIPHOPリスナー達に向けて出してきたその姿勢に乾杯。とはいっても曲の内容はとなると結構淡白なものが多くて、イマイチノるにノりきれない展開が続きます。これは僕がFG周辺のポコポコした(特にTATSUTAの)打ち込みトラックが苦手だからなのかもしれませんが。あのペラッペラで無駄に硬いビートの良さがわからん…好きな人ごめんなさい。まぁそんな中でもCUE ZEROの「鏡よ鏡よ鏡さん、世界で一番可愛いのは誰?ってお前じゃねぇことくらいわかれ!!」を筆頭に彼の周りの女性との友好関係を心配してしまうほど好き放題吠える「ミラーミラー」、隠れた韻巧者である二人がコミカルに掛け合う「さーどっち?」のような面白い曲も確かにあります。特に後者はストーリーももちろんのこと、単純なラップスキルだけで唸らせてくれますよ。やっぱすげーわこの二人。そしてメンツ的にも今作の目玉、「お客様が神様です」!!!!もうこのアルバムの価値の7割はこれのためにありますよ。トーキングモジュール仕様の透明感溢れる激スムーストラックの仕掛け人はDJ KOHNO。それに乗せる4MCの真面目あり、ネタ的な掛け合いありのマイクリレーが滅茶苦茶気持ち良いです。「ケツメの夏の思い出トカ超ぃぃょね☆」なんて言ってる女の子にもギドラ聴いて顔をしかめてるコワモテB-BOYにも、どちらも楽しめる名曲。ってなわけで終盤に特大ボムが仕掛けられてはいるものの、そこまでの曲展開がカラオケのジュースみたいな「不味くはないけど美味くもない、でもまぁいいか」みたいな微妙な薄味加減なので全体評価としてはこんな感じで。
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Break Audio Dynamite / V.A.



1. 刺激的 / ラッパ我リヤ
2. Money T-rap / DOHZI-T feat.K DUB SHINE
3. to my men / CUE
4. welcome2000 / イノセンス
5. 怪VISION / アルファ
6. one for the what,two for the who / KICK THE CAN CREW
7. いきる運命 / DOHZI-T
8. ORIGINAL TOKYO / Justy Ace


★★★★★★★☆☆☆


今になって見てみれば、FG周辺とABCが一枚のCDにコンパイルされているという点で中々レアな一枚。完全に外部なのはどちらにも強いパイプを持つラッパ我リヤのみで、あとはお互いのクルーからほぼ均等に曲が提供されてます。そんな何かしらの想いがあったであろうコンピの中で初っ端から「アハアハ」とか歌ってアホノリに徹する我リヤ…。(ほっこりするところだよ)その後のABC&FG勢による流れは一転して真面目そのもの。中でもK-DUBとDOHZI-T(言うまでもなく童子-T)の記念すべき初タッグ「Money T-rap」が二曲目にしてこのアルバムにおけるハイライト。DOHZI-Tのラップも今みたいに声を作らず地声(要するにZINGI時代と同じ)。そして更に今の小節単位で流れを構築するフロウではなくビートに合わせてガシガシ韻を落としてくるスタイルを取っていて聴いてて素直に上手さが伝わってきます。K-DUBの言葉を吐き捨てるようなHOOKとアナーキーさ溢れるトラックも非常に魅力的。そして初めてKICK名義での外部参加となった、キャラ立ち三本マイククルー初お披露目「one for the what,two for the who」がダントツでこのアルバムのFG音源代表。後にシリーズ化されていく曲になるわけですが、当然ながらこの一作目が最高傑作。LITTLE、KREVAもさることながら「今度は爺ちゃんになってるかもね」の哀愁パンチライン一本で全て持っていったMCUの神がかりっぷりを堪能してください。他にも貴重なイノセンス名義音源「welcome2000」、かつてABCで活躍したJA飛龍のJusty Ace名義による「ORIGINAL TOKYO」も収録されているなど、FG、ABCにおいて露出が少なかったグループの空白を埋めるのに非常に役立つ一枚。先に絶賛した二曲以外取り立てて際立つ曲があるわけでもないけれど、今振り返ったときに沸く感慨深さからこの評価で。色んな意味で貴重。
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14:05 | V.A. | comments(2) | trackbacks(0)

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