RATID -Realize A Thing In The Depths-

新年度からは下ネタを言わない。
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ZEEBRA 〜'08 8/5迄 既発音源簡易レビュー集
アルバム




★★★★★★★★★★

タイトル : THE RHYME ANIMAL
発売日 : 1998/06/17
1stアルバム

日本のHIPHOP史に燦然と輝く、傑作のソロデビュー作。後のZEEBRAの作品は各アルバムごとに様々なエッセンスを取り入れているが、デビュー作であるこのアルバムについてはHIPHOPの「こうあるべき」姿勢を律儀に貫いたどストレートな内容。ぶっといドラムに煙く響く上ネタ。名刺代わりの「ORIGINAL RHYME ANIMAL」と「I'm Still No.1」から、UZIとの絶妙な掛け合いに震えること必至な「再起不能」までハードコアナンバーに勿論外しなど有るはずもなく。しかし注目すべきは数々のオサレな楽曲の出来栄えにこそある。REMIXで更に一段階化けることになる「未来への鍵」に、BRAZILIAN RHYME大合唱の日本語ラップ永遠のパーティアンセム「Partee Checka」までクラシックで気絶するかと思ったら、ラストに控えるこれまた日本語ラップ永遠のメロウクラシック「永遠の記憶」で完全にノックダウンされるわけですよ。数々の声ネタ、オマージュも産み出した決して避けて通れない一枚。




★★★★★★☆☆☆☆

タイトル : THE RHYME ANIMAL E.P 1 & 2
発売日 : 1999/02/24
1stのREMIXアルバム

1stから時期をおいて発売された二枚。まぁはっきり言って二枚ともアルバム全体としては間延びしまくってて、御世辞にも良作なんてことは言えません。無駄なエクステンドトラックの嵐。しかも二枚併せてもREMIXされた曲はたった5曲(!)という。しかしE.P 1収録の「未来への鍵」は新たに参加したBirdが伸びやかな歌声を披露して見事に原曲超えを達成。そしてE.P 2収録の「真昼間」はSteady & Co.(!)がREMIXを手掛け、こちらも極上なメロウナンバーに仕上がってます。まぁ他の収録曲のそんなこんなで1stとは打って変わって「今からでも定価で買え!!」と言えるアルバムでは決してありませんが、これらの2曲のクラシックが収録されているために結局なんとか手に入れてほしい一枚かも。




★★★★★★★★☆☆

タイトル : BASED ON A TRUE STORY
発売日 : 2000/06/14
2ndアルバム

Dragon ashとのGratefuldays、そしてリードシングル「Mr.DYNAMITE 」の大ヒットにより自身最高のセールスを記録した二枚目。前述のリード作こそ今聴くととんでもなくチープですが、一般人がHIPHOPと聴いてイメージするようなイカツさまんまなヤンキーハードコアの良曲が詰まってます。トラックのチャチさが逆に癖になるUZIとの「HIPHOP解放戦線」やSlick Rick臭ムンムンな「Children's Story」、いい感じにイタさ満載な「」なんかのカッコ良さはその典型でしょう。中盤からの似たり寄ったりなR&Bな流れを経てMUROとの「THE UNTOUCHABLE 3」で締めると。白眉はOASISのトラックがザックリしたグルーヴを醸す「男の条件」。



★★★★★★★☆☆☆

タイトル : TOKYO'S FINEST
発売日 : 2003/09/18
3rdアルバム

テレビ出まくりーの安室ちゃんと共演しーので賛否両論だった3rdアルバム。実際メロウ満開な本作ですが、純粋に音楽だけ聴けば高水準です。Ladys Night使いの「ウィークエンド」みたいなイカしたキャッチーさは彼ほどのの華が無ければ成し得ない曲で滅茶苦茶良い。「Teenage Love」始め他の曲も良く練られた音が提供されてるし。(音の「工夫を凝らした」という意味では5作中トップか??)でもなんかどれも悪くないけど何度もリピート出来るほどじゃないんだよなぁ〜。なんでだろう、って思ってたら他でもないZEEBRA氏のラップがダンスチューン仕様のフニャフニャ声でのつぶやきフロウだからでした。ドンマイ。



★★★★★★★☆☆☆

タイトル : The New Biginning
発売日 : 2006/02/15
4thアルバム

プロデュースにSwizz BeatzやScott Storch、当時音沙汰のなかったT.A.Kが参加。客演にはTWIGYと、これまた全然ラップしなくなったもんだから当時メタルキング並の希少価値になってたDLが参加、更にはリードシングルではZEEBRAの代表作か!?と言われるほど大好評だった「Street Dreams」収録ということで発売前からヘッズの期待度大だった4作目。しかし前述した面々の関連曲は総じて可もなく不可もなくなレベルに留まり、名曲「Street Dreams」など、序盤で盛り上がったかと思ったら謎の駄曲「Story Of A Sucka MC 」が飛び出てきて流れが止まる始末。「Escape feat. Full Of Harmony 」や「Taste Of Honey feat. CO-KEY & KM-MARKIT」などのナンパチューンはそれなりに楽しめるけど……というか他の曲も総じて「それなり」。抑揚がないぶん意外と何度も聴けたりするけど、特にこれといった褒めるポイントがないのも事実。彼の作品では最も印象が薄いアルバムか??



★★★★★★★★★

タイトル : World Of Music
発売日 : 2007/10/17
5thアルバム

微妙な物足りなさが残った前作から一転、楽しげな音世界が最高にファンキーな5th。若手の大量起用の中でも、ZEEBRAが全く負けてません。フロウの巧さで魅せる「運命」(99年で曲が終わるのにはツッコんじゃいけません)や「Reason」のような曲から2ndばりに吠える迫力一本勝ちの「Top of The world」、今作最高傑作、ダンスフロア全対応の「Shini' Like A Diamond」まで、彼のキャリアが詰め込まれた良作。リリックが冴えてる後半の「My People」と「Everybody Needs Loveも光る。客演MVPはBESかKayzabroで。
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02:07 | ZEEBRA (既発批評1) | comments(0) | trackbacks(0)

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