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NEECH WITH FIZZ / NEECH



1.INTRO
2.BREAK A WAY feat.DESTINO,ARK(h.g.p)
3.IN DA HOUSE feat. 詩音
4.TANGORAY feat.GIPPER(NORA),U-LaLa
5.VERSE FREE feat.KC Ticky“D”Tac(NORA),HYENA(h.g.p)
6.OKINAWA (SKIT)
7.EVERY DAY THANG feat.BIG RON,RICHEE(GHETTO INC)
8.KNOCKING YOUR HEAD feat.YOZE,TRIPPEN(TOO DOGG)
9.RELAX YA MIND feat.JUN(NORA)
10.PEACE-F@@L DAY
11.BAYFUNKALIPS
12.VISUALISE
13.NEECH WITH FIZZ



★★★★★★☆☆☆☆




神奈川で盛んな日本のウエストコーストスタイルHIPHOP。(いや、彼らの言葉を取ってBay FUNKというべきか??)そのグループのひとつであるNORAから、NEECHのデビュー盤。 いかにも日本らしさが滲み出るHIPHOPを好む僕にとってこういったスタイルのHIPHOPはおおよそ本来の好みには程遠く、敬遠しがちであった。それでもDS455等のそのスタイルをきちんと真似に留まらない音楽に昇華できているグループに出逢えた事でそれまでの価値観も多少変わる事に。そしてこのアルバムにも更なる日本の西系スタイルの魅力が詰まっている事を期待してみたのだが、ちょっと期待外れ。相変わらずこの手のスタイルのトラックメイカー達は高水準のトラックを送り出すものの、その上で必要以上にまとわりついてくるNEECHののんびりとしたラップ。味があるのは理解できるしNORAの中ではいいアクセントになっていたが、ソロでもこのままだとキツイものがある。緩急のつかないのんびりしたフロウで一曲、ひいてはアルバム丸ごと歌いきるもんだから、CHILLできるといえば聞こえはいいが要はふっと耳に飛び込んでくるフレーズも何もなく、「気が付けば何曲目まで進んでいた」という印象の薄さにしか繋がらない。多めに配置した客演陣のお陰で全く起伏のない流れにはなってはいないが、結果的に皮肉にも客演しているシンガーやラッパーが新鮮な声として耳に飛び込んできて評価を上げる事に。DS455等と違って必要以上に英語を多用するスタイルも僕の感性には合わないし、スペシャルサンクス欄の家族の表記の仕方なんかを見てるとまだ向こうの成りたがりの域を脱していないようにも思えてしまう。まだまだこういうスタイルはもっと違う日本語ラップとしてのアプローチの仕様があるのでは。因みにそんな中にあって「RELAX YA MIND feat.JUN(NORA)」はアルバム中図抜けた出来。JUNの透き通る声でのサビとNEECHの緩いフロウがきっちり合って切ない一曲に。そしてやはり気持ち良い音を届けてくれるトラックメイカー達にも高評価を。

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14:06 | NEECH | comments(6) | trackbacks(0)

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