1.Dirty funky carpetride!!!
2.もうマイクを置くのか?
3.猿なら分かる
4.ギビトミ頂戴!!feat.COMA-CHI
5.倶楽部みゅーじっく
6.地球外生命体 Part 1&2 feat.METEOR
7.出口が入り道
8.長い髪
9.ちょっと待ってくださーい
10.マイルド7
11.はねたハネタ
12.お絵かき feat.カルデラビスタ
13.Can't get out of mexico
14.いろんな煙
15.不思議だな feat. LL COOL J太郎
16.ルイルイ feat.ILLREME, サイプレス上野
17.カレーライス feat. IWASA (Garblepoor!)
18.戯言2005
19.なにか…喰い物はないか?
20.ガレージ男の魂 feat.KEN THE 390, TARO SOUL, COMA-CHI
★★★★★★★☆☆☆
「言いてぇ事言うのがHIPHOPだろ」とは某渋谷のドン様(他KUTTS等)の言葉であるがそういう意味ではこれほどHIPHOPな作品はそう出逢えるもんじゃないのかも。自身の趣味、影響された音楽を余す事無くぶち込んだ雑多な一枚となった。「カレーライス」や「長い髪」、「はねたハネタ」なんかの開き直りっぷりは気持ちいいの一言。どんな彼のプロフィールを参考にするよりダースのインパクトが脳裏に無理矢理焼き付けられる。(特に「はねたハネタ」は面白い!!)様々な音楽をHIPHOPに取り入れたという点ではシャウトがインパクト大な「Dirty funky carpetride!!!」、「ギビトミ頂戴!!feat.COMA-CHI」なんかが挙げられる。そして絶対に外せないのはラストの「ガレージ男の魂」。アルバム中最も一般受けしやすく、且つこの中で最もカッコ良い。KENの相変わらずの上手さもさることながらTARO SOULは確変したかの如き活躍っぷり。アルバムタイトル、そしてラストを飾るのに相応しい曲だ。ただやはり先ほど述べたその強烈な個性の捺印、音楽性の闇鍋的なごちゃ混ぜ具合は流石に万人受けするものではないかもしれない。実際それが理由でダメレコファンの中でも彼に対する賛否両論が起こっている。(個人的にはこういう濃い暑苦しいラッパー大好きです)そういった中で更にこういう「我が道を行く」作品を出したというのは彼のリスナーに対しての彼の姿勢の明確化、「ダメレコ」括りではなく「ダースレイダー」に対するファンの獲得を狙ったアルバムなんじゃないかと思っている。これがダースレイダーの自らが影響された部分から恥部まで曝け出した「彼自身」だ。聴いて本当に好きになったヤツだけ付いて来いるべし。因みに僕は、行きます。ダースのファンなら十分楽しめる一枚。
でもここまで書いといて何ですが一番強烈な個性を見せてくれたのは「不思議だな」のLL COOL J太郎…って言ったら怒りますか??あれで笑ってしまった自分が情けない…。