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FUNK JUNK 創刊号 / マイカデリック
 

1.Intro
2.この男凶暴につき 
3.072型アンドロイド起床実験 
4.MICADELICAL 
5.闘 
6.斬  feat.HIDENKA
7.今,そこにある危機 
8.タダシの上でミコスリハン 
9.INSOMNIAC
10.有視徹戦


★★★★★★☆☆☆☆

マイカデリックが遂に世にお披露目となってしまった1stアルバム。2000年4月10日発売。

今の真田人とダースレイダーのラップスキルどころか、後の「
娯楽の殿堂」の頃と比べても当時の二人のスキルが格段に低い。勿論それは当然の事で、逆に言えばそれからいかにラッパーとして成長したかという証でもあるのだけれど、この作品の評価に際して述べるならばやはりその(後々と比べれば)稚拙なラップはちょっとしんどい。

中途半端な韻をつまらなさそうに踏む真田人、「
娯楽の殿堂」の頃のハチャメチャラップの発展途上のようなダース。何より道徳的タブーの扉を遠慮なく蹴破っていくスタイルのはずのマイカデリックなのに、この頃はリリックを包括的に纏める技量が絶対的に足りてなくて、「今そこにある危機」を除き繋がりのないブツ切りなギャグリリックが小節ごとに寂しく入れ替わるだけだ。ほぼFUNK入道の手によるP-FUNK式のトラックもまだまだ手探り状態。

それなりに良かったのは、彼らの初期のパワープッシュ・「
その男凶暴につき」と「」か。「その男凶暴につき」はこのアルバムで貫かれているベースのパワフルさに賭けたトラックが最も良く合っていて、ロウなノリで攻める二人が中々カッコ良い。唯一DJ ITAOの手による「」は、後に発表される全員暗黒面に落ちたような三善REMIXが強烈すぎるものの、HIPHOPマナーにのっとり正しく仕掛けるこちらも良く出来ている。

アルバムとしてはジャケットに象徴される溢れるアイデアにスキルとトラックが追い付かなかった印象がどうしても拭えない。この後彼らは外部プロデューサーを迎えて発表した「
FUNK JUNK 増刊号」や「MB5」で経験を積む事になる。その結果メジャーと契約して、そのゴージャス感を丸々借り切って見事にエンターテインメントして見せた「娯楽の殿堂」の溢れんばかりのテーマパークっぷりは、正に彼らがこのアルバムでは燃え残ってしまった部分まで完全着火出来たアルバムだったのだろう。
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01:18 | マイカデリック | comments(0) | -
FUNK JUNK増刊号 / マイカデリック



1.FUNK JUNK
2.有視徹戦REMIXfeat.宇多丸
3.山田デリカル
4.SKIT
5.この男,凶暴につき
6.JET STREAM ATTACKfeat.GOODFELLAZ
7.INSOMNIAC
8.もっとも危険な遊戯
9.2000万パワーズ
10.三善的斬feat.三善善三,亜々来


★★★★★★★★☆☆


ハードコア全盛期の当時のシーンにおいて誰もが避けてきたギャグラップを、ひっそりとどころか堂々と掲げてシーンのど真ん中に乱入してきたマイカデリック。1stアルバム後に驚異のペースで発表されたこのリミックスアルバムはその勢いを10曲に見事収めきった快作だ。全体として綺麗な流れよりも盛り上がりを重視した曲順が続き、相変わらず無理矢理高テンションのまま最後まで引っ張っていってくれる。曲単体で言えばまず印象に残ってくるのが「JET STREAM ATTACK」。ハードロックの匂いも感じ取れる硬質なトラックでハードな掛け合いを見せるところにギャグラップの一言では片付けられない震え上がるほどのカッコ良さを見せ付けられる。真田人とKILOに至っては歴代作品でも最上位に入る出来。そしてもう一つ避けて通れないのが何といってもラストの「三善的斬」!!1ヴァースのみののARKが強烈すぎて全部持ってっちゃった感もあるが間違いなく名曲。この二曲を中心にアルバム全体として十分楽しめる優秀な曲が揃うこのアルバム、リミックスとはいえ元曲を知らずとも楽しめる手入れが丁寧にされているのでリミックス元のアルバムを持っていなくとも見かけたら是非手に入れて欲しい。このグループの凄かったところは誰もがあえてやらない事を最大限に楽しんでやっちゃうところにあるんだと思うけど、実際それが好みの別れる原因にはなれどこうして作品から彼らの楽しんでやっている様が嫌というほど溢れている以上、誰もこのグループ自体を否定なんてできないんじゃないかな。その楽しみ方は現在もダメレコや40人マイクリレーなどで彼らのスタンスとして確実に受け継がれている。結局好きで始めた事なんだから、HIPHOPの明るい部分をとことん楽しんで謳歌出来た彼らの勝ち逃げって事だ。
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13:26 | マイカデリック | comments(0) | trackbacks(0)
娯楽の殿堂 / マイカデリック



1.イントロ-マイカデリック殿堂入り!!
2.E=MC2
3.アンラッキーモンキーDJオショウの波乱万丈半生記!
4.ハレンチ病院内通信空手部(feat.餓鬼レンジャー)
5.マイカデリックファンクラブ会報-その6-
6.FUNKYアリババ
7.TURBO STEELO
8.百叩き
9.極端な僕から極端なアナタに
10.I HAVE A DREAM(feat.三善善三先生)
11.LA LA means MICADELIC
12.VORTEX Xfeat.K-BOMB
13.カフェ・ド・アンダーグランド
14.夕日丘のプリンちゃん
15.アフロファンキー磁場における宴音楽原論
16.BのBによるBのためのやり直し!


★★★★★★★★☆☆





日本のHIPHOPシーン最大の恥にして最大の誇りである真田人、ダースレイダー、DJ OSHOWから成る伝説の変態グループ、マイカデリックのメジャー進出での初フルアルバム。何気に固められた韻とシーントップクラスのラップスキルが単なる面白ラップに留まらない、日本随一のカッコ良いファンクを感じさせてくれる。CHILLなんて言葉そこのけで全16曲、最高潮のテンションでかっとばしてくれる最高にアガる一枚だ。
「アンラッキーモンキーDJオショウの波乱万丈半生記!」のような彼らの十八番である最高に楽しいギャグラップ(この曲は真田人を絶賛したい!)から、早めのビートとラップで純粋にカッコ良いと感じさせてくれる「TURBO STEELO」までファンキーな作風で纏めながらも実に様々な観点から楽しませてくれる。そして今作カッコ良さという点で最も推したいのが「百叩き」だ。現在とは正反対とも言える高音フロウのダースレイダーもさることながらズンズンと重低音のトラックが良く似合う真田人がメチャクチャカッコ良い。ギャグラップを受け付けない方も無理矢理頷かせる、確実に今作の  A STRESSとなっている曲の一つだろう。少数精鋭の実力派の客演との共演も聴き所ではあるが、イマイチK-BOMBが参加した「VORTEX」は印象薄。ちょっとまだお互いに噛み合ってない感じがする。その一方でインパクト大なのが餓鬼レンジャーとの「ハレンチ病院内通信空手部」。タイトルから想像出来る通りコミカルな曲であるが、ポチョムキンと真田人という双方のグループの誇る変態達が最強にして最狂。「好き放題」という言葉ですら生ぬるく感じるほどにやりたい放題やらかし、下ネタを飛ばしまくる。イカレ過ぎな、絶対に女の子の前では聴けない最高な一曲。「I HAVE A DREAM」もマイカデリックのギャグラップが活きた一曲でかなり面白い。まぁ三善善三の存在がイマイチ薄かった感もあるが。
本当にハイテンションでぶっ飛ばしてくれる一枚で、ファーストインプレッションは相当に凄まじい。アッパーな楽曲群の中で曲順により絶妙な緩急を生み出し、聴き疲れを感じさせない。ただ不満があるとすれば多少印象に残りにくい曲がある事と割と飽きがきやすい事か。しかし間違いなく彼らの最高作品であり、ダメレコから入った方も今まで敬遠してきた方も必聴の一枚。昨年変態王者の名を誰にも譲らぬまま解散したコイツらの最大最凶の遺産だ。上からの物言いになってしまって申し訳ないが、日本のリスナーはこういう日本人だから楽しめる作品こそもっとBIG UPするべき。
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01:13 | マイカデリック | comments(5) | trackbacks(0)

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