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Science Nonfiction / RHYMESCIENTIST


1.R指定
2.BE LIT TO DA WESTERN
3.BROTHER feat.KURA (浪速FLAVOR)
4.STUDIO PLAYAZ
5.MONKEY NA BUSINESS
6.SPACE KEN (N’n THE HOUSE)
7.HI SPEED EATER ~21bounce MIX~

★★★★★☆☆☆☆☆

RHYMESCIENTISTは大阪を中心に活動を続けるHIPHOPバンド。ジャズ、ファンクを中心に多様なジャンルを混ぜ合わせたその音楽性を、彼らは「HIPBOP」と呼んでいる。本作は彼らが2001年8月22日に発売した1stミニアルバム。当時のメンバーはTARMAN(MC)、DAI-Z-LOW(DJ)、MSA(ギター)、BOOKDEN(ベース)、仁(ドラム)。

帯に踊るROY Z(Cypress Hillの一員として日本ツアーに帯同していたのか?)の言葉や冒頭のシャウトから「R指定」までの流れにも見て取れるように、そのサウンドには2nd〜4th辺りのCypress Hillの影響が色濃く感じられる。もちろんそれで全ての説明がつくほど単純な音楽ではなく、バンド形態のHIPHOPらしく、雑食な嗜好を反映した変化球が7曲続く作品だ。

特にモロにSoul Assassinスタイルの「R指定」、続く「BE LIT TO DA WESTERN」なんかは、実際に向こうのアーティストにも決して劣らないくらいの迫力はある。その後もジャズピアノが踊ったりドラムンベースが疾走したりと、彼らのフレキシブルな音楽性を十分に感じさせてくれる。

惜しむらくは、まだ未完成なTARMANのラップ。遥か先を行くサウンドを遠くに見詰めながら、前時代的なフロウに終始する。このラップスタイルは関西勢には決して珍しいことではない。しかし彼らの場合、その泥臭さが90'sの匂い満点のトラックと上手く調和する多くのアーティストと異なり、あまりにも古めかしいラップと、右へ左へ様々な音楽を追い求めるサウンドとの相性が悪すぎる。

とは言え、日本のHIPHOPには欠乏しがちな様々なパーツを持っているバンドなだけに、これから進む方向性によっては、かなり面白いアーティストになる可能性もあった。…のだが、メジャーに移籍して出した2nd『Essentially』からは、見事に悪流に呑まれて有象無象のポップ型ミクスチャーバンドのようになってしまった。それでもこの『Essentially』には韻シストのBASIが参加した「Everyday Everytime Everynight」など、まだいくらか聴ける曲はあったのだけれど、それ以降はいよいよもって薄味の音楽を発信するようになってしまう。
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23:45 | RHYMESCIENTIST | comments(4) | -

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