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DESERT RIVER / DESERT RIVER


1.クリッククラック Produced by OHLD for 7070Production
2.My D Produced by OHLD for 7070Production
3.Party Stuff Produced by OHLD for 7070Production
4.MOON Produced by ROBERT G & TOM HUDSON

★★★★★★★☆☆☆

SEEDA、BRON-K、OHLDによる企画物ユニット・DESERT RIVERの4曲入りシングル。2010年12月24日発売。

NYのビートに影響を受けたSEEDAとOHLDが、そのビートありきで始めたというDESERT RIVER。音数やミックス、ラップの際のブレスの収録までとことんこだわったというサウンドは、バキバキのトラックながらも、事実大音量で聴こうがひとつひとつの音が耳に痛くなく、クリアに聴こえる。「鳴り」という点においては、文句の付けようもない。

前節で述べたアプローチが全てSEEDA主導の下で行われたということで、本作も幾らかはSEEDAのネクストレベルへの前段階として位置付けることも出来る。「My D」なんて、このビートにキッチリラップを乗せることが出来ただけで一定のレベルのラッパーを自称して良いんじゃないかと思うくらいの変則ビートだが、その上で前作『BREATHE』よりも、より横断的なフロウを開拓して見せるSEEDAにはとことん唸らせられる。

この曲と「クリッククラック」が本作のメインディッシュとなるようだが、前述したような、NYでの在り方を意識した音へのこだわりに、スパイスとして投入したBRON-Kも見事に効いている。ソロアルバム収録の「なにひとつうしなわず」が受けて以降、どうにも歌フロウへの(過剰な)傾倒が見られたBRON-Kだが、前半2曲ではベーシックなラップスタイルを音に組み込み、彼の原初的な力を感じさせるラップを披露してくれる。特に先ほども挙げた「My D」は、SEEDAだけでなく、快楽主義的なラップを聴かせるBRON-Kも劣らずカッコ良い。味のある歌詞を書く割に、HIPHOP的にはありだけど一般的にはグレーゾーンな領分で思いっきりそれを発揮するからこの人は面白いんだと実感する。

後半の2曲は、SEEDA、OHLDが先導した楽曲にBRON-Kを組み込むという「デザリバ本来の作り方」ではなく、BRON-Kと(アディッショナルボーカルを務める)桜木カオリにデザリバサウンドが合わせたといった趣の、要するに方法論が前半と正反対に感じられる作り。そうなった途端BRON-Kが思いっきり歌いだしちゃうのはちょっぴり寂しかったりするんだけれども。それでもSEEDAが上手く合わせる(というかいいかげんオールマイティ過ぎるやろ…)エロソング「Party Stuff」はそこそこ良い。

デザリバが活動を続けるかどうかはこの作品の受け次第らしい。その実験精神と、BRON-Kの起用法などのリスナーを置いてきぼりにしない現実的なバランスはとても上手く噛みあってると思うので、前半のノリで続くのであれば是非お願いしたいところ。
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19:31 | DESERT RIVER | comments(0) | -

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