RATID -Realize A Thing In The Depths-

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Public Enemy No.1 / Grappluz


1.PUBLIC ENEMY NO.1 INTRO
2.BLOOD、SWEAT AND TEARS feat.SYO-KOBABY BREATH)
3.PUBLIC ENEMY NO.1
4.HIP HOP 温故知新
5.STAY TUNE (SKIT)
6.STREET LIFE feat.SATOMI'、SHARK
7.WORK
8.靖国で会いましょうSKIT)
9.日本
10.黄色いおウチの懲りない面々
11.悲劇はまた繰り返す
12.アンカーウーマン feat.椎名鞠香
13.BACK AGAIN
14.STRAIGHT OUTTA BRASH BALL feat.BRASH BALL CREW
15.HIP HOP
16.90年生 (SKIT)
17.初恋の君へ
18.東京 feat.USU (NITE FULL MAKERS
19.雨2
20.ありがとう
21.日本 (日本REMIX)feat.ムック“五穀豊穣”モノノフスキー・雅人(英霊来世)


★★★★★★★★☆☆

1stを聴いた時にはアルバム一枚通して同業者をひたすら罵倒する強烈な姿勢に驚かされたものの、次第に単調な構成と小回りの効かないブチギレラップの繰り返しに飽きてしまったのが正直なところで。これはどうなるかなと思ってたら客演やポッセアルバム、Patriotsなどを通じてどんどん魅力的なグループになりました。そうして経験を積み6年ぶりに届けられた今作の鉄壁っぷりは前作の比じゃないですよ。小手先のスキルだのフリスタだのリリックだの。そんな日本人気質なちっこいお上手ラップが溢れる中、全部ぶっ壊してから考える大振りフロウの二人組による、超マクロチックHIPHOPアルバムです。

同業者バッシングに拘らなくなったその内容は、その(ある意味での)呪縛からの解放感もあるのか、どのテーマから出発してもバッシングに行き着いた前作と違い彼らの世界がより具体的に読み取れます。トラックも彼らのオールド、ミドル愛が感じられて無理にきな臭かった前作より格段に進歩。90年代ライクなノリが堪らない「HIP HOP 温故知新」や、JAYERがX CLANを語るある意味この上なくドープなクロニクルナンバー「初恋の君へ」に特にその傾向が強い。要するに縛りが無くなった方が暴れるフィールドももちろん広くなると。これまでにないほど巧みなJAYERのフロウに魅せられるグルーヴィな、新曲では今作最高の「WORK」やM-30のリリックににやける快速疾走するポッセカットまで、リミッターが外れた彼らは本当に凄いと痛感します。

中盤にはこれまでないくらい日本の暗部に切り込んだ社会派ナンバーが並んでいて、この辺の陰鬱な流れは本当に怖い。やりたいようにやってるぜ!!とあえて主張しまくってた初期の彼らよりもずっと理想に近づいたと言えるんじゃないでしょうか。国会議事堂を爆破しといてさっさと帰ってる裏ジャケがその象徴。DJ TAIKIへの客演から興味を持った方が求めるGRAPPLUZが遂に完成しましたよ。ポッセアルバムへ収録されたBBC最高傑作である「雨2」の収録もまた素晴らしい。
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23:03 | GRAPPLUZ | comments(0) | -
BRASH BALL / GRAPPLUZ



01. 一般強要
02. Two Of Grappler
03. ヘッドライン
04. G戦状のエリア
05. 何人でも関係無え
06. 3月16日~のらないライヴ~
07. ヒップポップ feat. BMX for 雑草
08. リタイヤ
09. 100パー
10. 傘をさそう
11. 雨
12. 登場
13. Brash Ball



★★★★★★☆☆☆☆




今はNEW DEAL Recordsにも所属し、数々のコンピレーションや客演などでその存在感を見せ付けているU-DownとJayerから成るGRAPPLUZの1stアルバム。自身のレーベルであるBRASH BALLを立ち上げての第一弾となる作品である。
今までに彼らの音源を聴いた事のある方ならおわかりだと思うが、彼らのスタイルは非常に荒々しく攻撃的だ。ほとんどの曲で既存のラッパーに対する怒りを容赦なくぶちまけている。そんな彼らの原点でもあるこのアルバムにおいても勿論そのスタンスは健在。イントロである「一般強要」から既に静かにその怒りを吐き出している。
がしかし、客演やコンピ作品でならともかく、フルアルバムでもほぼこのスタイルを貫き通されると少々疲れがくるのが正直なところ。その考え自体は賛同する部分も多いがほとんどの曲で今までどおりラッパー批判を繰り返すのでどうしてもリリックが似たようなものになってしまう。トラックもまた彼らに合わせたのだろう、シンプルできな臭いものが多く占めるが、お世辞にも細かい巧さなどを持ち合わせているとは言えない、あくまでも直球勝負の彼らの作品のふり幅をより狭めてしまっている感が拭えない。このタイプの曲が数曲なら彼らのその圧巻な攻撃力に気持ちよくKOされる事も十分ありえるが、ここまでどれも似たような曲になっていては防御る側としても意外性が無くなってきて非常に守りやすい。要は曲調が一辺倒で面白みに欠けるのだ。
いつもの攻撃的スタイルもいいが、せっかくのフルアルバムなのでもっと様々な意外性を狙った挑戦を試みてもよかったのでは。実力や迫力はシーンの中でも際立ったものがある二人だけに多少のやるせなさが残る。「100パー」や締めを飾る「Brash Ball」のように単体で見れば十分及第点な曲もあるだけに単なる全体の「統一された」というより「似通ってしまった」というべき色調の中に溶け込んでしまっているのが残念である。逆に言えばだからこそ「傘をさそう」や「雨」のような温かいメッセージを込めた曲が映えるのだろうが。彼らがこういう珍しく「守り、逃げ」を投げかける曲は貴重で面白い。もっとこういう様々な側面をみせてくれればかなりの作品になったかも。
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10:26 | GRAPPLUZ | comments(2) | trackbacks(0)

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