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THE ALBUM / DJ MUNARI


1.Intro    
2.DEAD OR ALIVE feat.KOOL G.RAP&般若    
3.逆輸入 feat.DEN&ASHIRA THE GHOST    
4.WE HERE feat.SHARP-A-DON、A-THUG、PIT-GOB、KAZUmZORRO&D.O   
5.歌舞伎 feat.SHARP-A-DON、BIG-T、BIXXHUNNID BENZ    
6.STAY STRONG feat.SIMON&SNARP-A-DON   
7.FLY HIGH feat.SEEDA&A-THUG    
8.REPPINGHARD feat.STYLES P,漢、D.O.&剣桃太郎    
9.REAL feat.SHARP-A-DON&剣桃太郎    
10.RIDE feat.BADANEWS、PIT-GOB&D.O.    
11.TURN ME ON feat.HARP-A-DON&PITGOB    
12.行く道 feat.SEEDA、HARP-A-DON&BIXXHUNNID BENZ   
13.侠気 feat.英五郎&PRINCE CATER

★★★★★☆☆☆☆☆


NYはハーレムで活動を続けるトラックメイカー・DJ MUNARIの1stアルバム。2008年9月6日発売。

いかにもNY仕込みといったトラック群は、似たような境遇のdj hondaのそれにも通じるものが感じられる。ただその音から王道の公式、先駆者の匂いを嗅ぎ取ることがあまりにも容易であり、少なくともオリジナリティの感じられない、わびさびのない中庸な音がずらりと並ぶ。参加したラッパーも典型的なHIPHOPイズムをいつでもどこでも披露するだけの面々がごっそりかき集められており、それぞれは魅力的なのだけれど、通して聴くとさすがに他に伝えたいことは無いのかと思ってしまう。特に中盤にかけての似たりよったり感はひどい。

そうした中では、「
歌舞伎」のような思いっきり悪ノリに走ったバウンスビートなんかは耳に新鮮だ。本作で唯一流れるようなラップが聴けるSIMONとの「STAY STRONG」も、他の曲との相対的な評価の中で輝く。音にもラップにも、もっとはっちゃけた色付けがしてあれば面白かったのだろう。

参加陣もDJ MUNARIの音も十分化けるものを持っているのに、MUNARIの経歴と参加陣の顔ぶれを見て、「
Intro」を聴けば大体の方向性が想像できてしまう。そしてその予想を数ミリたりとも外れることなく進んでいく本作には、強固なアイデンティティはそこかしこに感じられるものの、音楽としてのオリジナリティは決定的に足りないと言わざるを得ない。「DEAD OR ALIVE」でのKOOL G RAP対般若という垂涎ものの組み合わせが、似たようなその他多くの楽曲の中でそのインパクトが何分の一にも薄められるのは勿体無いよ。

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01:24 | DJ MUNARI | comments(0) | -

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