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THE NIGHT OF THE ART / ZEN-LA-ROCK


1. すぐソコに feat.BTB
2. MIDNIGHT DELIVERY feat.PUNPEE,BTB    
3. GIMME DA NIGHT feat.鎮座DOPENESS
4. CALLING THE AFRA
5. SOUND MAGIC feat.BTB
6. SKIT
7. PURPLE BREEZE feat.S.L.A.C.K.,LUVRAW  
8. THE NIGHT OF ART feat.StringsBurn  
9. NEMES   
10. FUNK LUV feat.shunta
11. COMBINATE FUTURE feat.ロボ宙     
12. T.N.O.A OUTRO 
 

 
★★★★★★★★☆☆


1997年から活動を続け、Afrika Banbaataのライブなどにも飛び入り参加したMC・ZEN-LA-ROCKの2ndフルアルバム。2009年11月18日発売。

2010年5月21日、21時。大学帰りに歩く神戸の街は快晴だった昼の空気をまだ残していて、涼やかな風が心地良い、穏やかな夜だった。そんな中で本作を聴いていると、穏やかな夜の街に4次元空間的な浮遊感がプラスされていく。スペースファンクを貫いた独自のスタンスが一部の好事家から熱烈に評価された前作「
ZEN-LA-ROCK」から2年。今回のZEN-LA-ROCKの新作は、エレクトロなファンキーさはそのままに、そのタイトル通り、夜の風景に全対応してみせる幅広さを兼ね備えている。

三連の「Funk Luv
」、生音と電子音との絡みが壮大なビッグバンド的な「THE NIGHT OF THE ART」など、トラックのデタラメな面白さが更に増している一方で、相変わらずさしてラップスキルの向上には熱心でないようだ。トラックとラップの位置関係、優劣関係が完全に逆転していることは、音がラップを覆うように施されたミックスからも推し量ることが出来る。鎮座DOPENESSやS.L.A.C.K、PUNPEEといった人選の理由も、旬なMCだからというよりも、ラップをメロディとして操作出来るメンバーを選んだと言った方が適切なのだろう。BTBを中心とした惜しみないヴォコーダーの使用も、本作における音と言葉の関係が「音のための言葉」であることを証明している。ZEN-LA-ROCK自身のラップも含め、彼の作品では、あくまでラップは一歩引いて音に合わせる立場にある。

そしてそれがドンピシャにハマっていて、夜の街で聴くとこれ以上ないほどに気持ち良い。ラップミュージックとしてのHIPHOPを追い求める方にはラップの比重が極端に軽いと言う点で納得出来ない部分もあるかもしれないが、これもひとつの「HIPHOP」であることは間違いない。HIPHOPはこうでなきゃ、という偏狭な観念を根底から叩き壊し、デタラメで、それでいて音楽的な楽しさを示してみせる。その壊され、再生産された音の中にはところどころにオールドスクールの破片が混じっていて、この音楽の出自が紛れもなくHIPHOPであることに気付く。またすんごい面白いアルバムを作っちゃったなぁ。何気にこれからの動きが一番気になるアーティストかもしれない。

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10:32 | ZEN-LA-ROCK | comments(0) | -

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