1. すぐソコに feat.BTB 2. MIDNIGHT DELIVERY feat.PUNPEE,BTB 3. GIMME DA NIGHT feat.鎮座DOPENESS 4. CALLING THE AFRA 5. SOUND MAGIC feat.BTB 6. SKIT 7. PURPLE BREEZE feat.S.L.A.C.K.,LUVRAW 8. THE NIGHT OF ART feat.StringsBurn 9. NEMES 10. FUNK LUV feat.shunta 11. COMBINATE FUTURE feat.ロボ宙 12. T.N.O.A OUTRO
三連の「Funk Luv」、生音と電子音との絡みが壮大なビッグバンド的な「THE NIGHT OF THE ART」など、トラックのデタラメな面白さが更に増している一方で、相変わらずさしてラップスキルの向上には熱心でないようだ。トラックとラップの位置関係、優劣関係が完全に逆転していることは、音がラップを覆うように施されたミックスからも推し量ることが出来る。鎮座DOPENESSやS.L.A.C.K、PUNPEEといった人選の理由も、旬なMCだからというよりも、ラップをメロディとして操作出来るメンバーを選んだと言った方が適切なのだろう。BTBを中心とした惜しみないヴォコーダーの使用も、本作における音と言葉の関係が「音のための言葉」であることを証明している。ZEN-LA-ROCK自身のラップも含め、彼の作品では、あくまでラップは一歩引いて音に合わせる立場にある。