RATID -Realize A Thing In The Depths-

新年度からは下ネタを言わない。
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スペシャリスト / REAL STYLA



1.イントロ
2.スペシャリスト
3.リアルスタイラ
4.物語
5.アウトロ


★★★★★★☆☆☆☆




走馬党の魅力でもある「男臭さ」っていうのは受け付けないリスナーも多く出てしまう諸刃の剣の性質を元々備えているが、「男臭さ」を目指そうとしてほんの少しでも曲にズレが出れば、ファンでも扱いにくい単に聴き辛いだけの胃もたれ促進楽曲が出来上がってしまう。今作収録の「スペシャリスト」がその典型で、シンプルかつ濃いトラックにMr.RRと三善のむっさいラップ。それが本当に単に「濃いだけ」で、そこからカッコ良さが二次的に溢れてくるようなことは何度聴き込もうがない。個人的にこの曲については何で表題曲にまでしたのか理解に苦しむ。むしろこのミニアルバムではカップリング的扱いで済まされている「物語」を聴いたことのない方に座談会開いて素晴らしさを説くくらいリコメンドしたい。カンノ(フマキラ)の都会の夜の裏道を思わせるような怪しいトラックに二人の流れるようなラップがREALSTYLAの史上でもトップクラスのメッセージソングを作り出す。特にいじめを扱った三善のセカンドヴァースと、焦らしに焦らして最後に登場し荒ぶるQのラップの持つパワーはその濃さがあるが故の圧倒的な力強さ、説得力を持つ。こういう濃さっていうのは上から見下ろしてペダンチックに事を説くわけでも、ゲットーから怨念めいたネガティブメッセージを投げかけるわけでもなく、近所のおっちゃんがビンタ食らわしながら怒鳴るような妙な親近感、それ故の説得力を感じさせる。つまるところこのミニアルバムっていうのは走馬党の魅力を無理に活かそうと狙い過ぎて失敗した「スペシャリスト」と、パワーのギアをいつもと変えて臨んで成功した「物語」が見事に対照的な結果を生む事となった作品だ。製作者の二人が望む結果と真逆になった皮肉が結局は走馬党の持つ魅力はまだまだあると感じさせてくれる。
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10:52 | REAL STYLA | comments(2) | trackbacks(0)
前代未聞 / REALSTYLA



1. マジハンパナイ
2. 再燃
3. かけ
4. 発信源
5. 命中
6. R.S.pt.2
7. Z@KKENN@ talks3 feat.MINE神-HOLD
8. この感じスゲーイイ
9. MUZIK
10. 濃厚愛好家集う
11. トドメ
12. 危機 KICK IT
13. 鉄の雨
14. ?
15. よーく聞いてみ
16. わかるか?
17. 共存共栄
18. フロー人間
19. 神秘



★★★★★★☆☆☆☆




前作以上に男臭い一枚。最早走馬党にハマりきっている方以外にはお薦めできない。そして徹底して重い言葉を詰め込んだスタイルは前作と変わらないが、イマイチ「濃い」だけでそこから滲み出るカッコ良さがその濃さと比例しない。相変わらずの超ド級のボリュームを誇るが、冗長さが強く残ってしまう。二人のライミングスキル(特に三善善三)は間違いなく向上しているのに、単純に今回はカッコ良い曲が少なかったかな。ハッキリ言って「この感じスゲーイイ」、「命中」他数曲は削っても良かったんじゃないかと思う。前作同様に社会問題に触れた曲が多く目立つが、これも前作に比べると小さく纏まってしまっている。ただ「鉄の雨」や「神秘」のような今までの社会風刺の曲とは違う、新しいアプローチの仕方の曲もありこれらは中々聴き応えあり。そして単純なカッコ良さで言えば初っ端の「マジハンパナイ」が図抜けている。この二人のマシンガンラップの迫力に敵うラッパーなんて日本には居ないんじゃないの?と思ってしまうほど。遊び心たっぷりの「フロー人間」や三善の伝統である同音連続ライミング曲「わかるか?」なんかも二人の魅力を感じられる曲だろう。しかしやはり前作以上に(無駄な)濃さが増えて聴きづらくなった。冒頭でも言ったように走馬党に特にハマってない方は見つけても気軽に手を出すのは危険。濃ゆくてゲロ吐きそうなくらいの漢汁が大好きな猛者共はどうぞ。因みに「濃厚愛好家集う」の試みは最高に面白い。初めて聴くと耳がエライコトになる事必至。
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16:28 | REAL STYLA | comments(6) | trackbacks(0)
爆弾発言 / REAL STYLA



1.開放
2.本物feat.Q
3.生命〜声明
4.R.S.
5.異変
6.汚染
7.職人feat.BACK GAMMON
8.余談
9.絶叫
10.一掃(ILLBUM ver.)
11.現状
12.志人feat.NOROY
13.真男feat.山田マン
14.無限



★★★★★★★★★☆




ラッパ我リヤ創設時のメンバーであるMr.RR(≒Q)と三善善三によるユニット、リアルスタイラの1stアルバム。客演は当時の走馬党員を総動員し、それ以外の客演は一切なし。そしてこの曲名の数々を見るだけで、この曲がいかにも走馬党「らしい」アルバムである事が窺い知れる。初聴でのとっつき辛さや一枚通しての聴きにくさは相変わらず。それでも聴き込むほどにどんどん耳に馴染んできていつの間にかすっかり魅了されている。そんな今までに何度も味わってきた走馬党作品特有の中毒的な魅力が最も発揮されているアルバムがこれであると僕は信じて疑わない。(我リヤの5thアルバムが双璧を成すようになったが)
随所に感じる漢の匂い。勿論二人のこのアルバムでの絶対的なカッコ良さがそれを匂わせるのだが、この作品についてはもうMr.RRより更にキレにキレている三善善三に賞賛を送りたい。この時のフロウと声質、韻のスゴさはもう誰にも到達できないレベルに達している。「汚染」や「余談」のヴァースなんて全て韻で構成されてるようなもので、圧倒される事間違いなし。
三善善三がキレまくってる一方でMr.RRもこの1999年辺りは全盛時。独特すぎるリズムでこちらのテンポを狂わしてくるフロウは唯一無二。そんな二人での曲でお薦めなのは「R.S.」。これこそ走馬党にしか出来ない曲。盛り上がり?派手なトラック?耳障り良いラップ?そんなもんクソ喰らえな日本語ラップが詰まってます。シンプルなビートにやる気があるのか無いんだかわからないHOOK、それに日本語を駆使した韻。それだけでこんな曲が作れるんですよ。アルバムのスペシャルサンクスで家族の名前まで無理に英語にしてるような一部の西系猿真似アーティストはコレ聴いて反省すべし。他にもLIBROの無機質なトラックと二人の社会へのメッセージが物悲しさを感じさせる「現状」など日本人だからこそ良さがわかる曲が随所にちりばめられている。
二人の力でこれだけの曲が作れるのだから、ここに最盛期の走馬党員が加わったとなればもうとてつもない事になるのは必然である。現INDEMORALのNOROYが参加した「志人」はコミカルな押韻合戦が楽しく、このアルバムでは最も聴き易い曲。歌うようなフロウが心地良いSKIPPと三善善三が一歩抜きん出ている印象。そしてここまでダラダラと書いてきた中で最も多くの人に聴いて貰いたいのが、やはり「真男feat.山田マン」。三善ビートの真骨頂である鋭さと重厚さが同居した骨まで響いてきそうなとんでもない迫力のトラックに合わせて走馬党代表格三人のラップが展開される。意外な正統派フロウで魅せてくれる山田マン。押韻、フロウ、どれをとっても今までの作品で最高レベルの仕事をしていると個人的に思っている三善善三。漢臭く真摯なメッセージを深く突き刺してくるMr.RR。どの面を見ても文句のつけようのない名曲を送り出してくれた。
はっきり言って聴き易さはない。韻踏合組合のようなフロウの面白さを加えた韻で魅せるタイプの方が万人受けは間違いなく良いだろう。しかし、それを身をもって感じてきながら自身のスタイルを変える事無くここまで貫き通せる彼らは只者ではない。とことん「日本語ラップ」を愛し、自らの方向性の正しさを信じて突き進んだ彼らの産んだ傑作のひとつがこのアルバムだ。もっと多大な評価を受けるべき作品。
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14:18 | REAL STYLA | comments(4) | trackbacks(0)

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