2011.04.09 Saturday
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1.INTRO/DJ ATSUSHI 2.STREET WARRIOR/LUCK-END CREW 3.DEAD UP/十影 4.噂/BOND 5.MADE IN JAPAN/黒旗 6.DICE LIFE/BULL 7.WELCOME TO DA D13/デラシネ13 8.BIG-T IN DA HOUSE/寿 9.ASIAN G/BIG-T(PRODUCED BY DJ MUNARI From GEKOKUJO-NYC) 10.MILLION MAGNITUDE MIX/十影 11.MORE MONEY〜日曜午後の娯楽〜/TEZ 12.ヤミ金SHIT/寿 13.楽園狂うまだFxxxxx/十影、寿、TEZ 14.BAKANNARE/BURNER 15.BATTY RIDER/BRUK-HEAD 16.KILLER/SOY 17.TELL A LIE/BULL 18.Naughty Boy/黒旗 19.KNOW YOUR ENEMY/デラシネ13 20.WHO IS MURDER/LUCK-END CREW
★★★★★☆☆☆☆☆
2000年に浦和で結成され、現在は六本木を中心に活動を続けるLUCK-END CREW。そのメンバー構成は正確には把握出来ないが、結成から現在までを通して十影、寿、BIG-T, BRUK-HEAD, SOY-B, TEZ, BU-LL,黒旗,BOND, CAZINO, BASHI, ルーディ, DJ ATUSHI, AYANO, TAKUMI ESCOBARなどがこのクルーの一員となったようだ。本作は2007年に発表された1stアルバム。
ICE DYNASTYが「普通のB-BOY」を自称して楽曲製作に取り掛かっていたのに比べると、LUCK-ENDは自ら「ヤンキー」を自称するだけあって、よりやさぐれた印象だ。それぞれのラッパーのキャラ立ちも、一応はICE DYNASTYよりも出来ていると感じた。
ただそのキャラ立ちも、要するに「誰が誰か声を聞き分けられる」だけのことであって、それを達成することが目的のように無理矢理作った声が多いのにげんなりさせられる。インディーズでの1stということなのだから、ほとんど典型的なHIPHOPトピックしか歌わない幅の狭さや、マスタリングの甘さなんかについては別に許容範囲ではある。しかしそれでも、声だけ味付けして肝心のリズムに乗れていないラップが延々と続くと流石に辛い。比較的自由にラップを動かせているのは寿やTEZといったナチュラルな性質のメンバーなのであり、声だけ特徴的で乗りきれてないメンバーは声作りよりもするべきことがあるだろと思ってしまう。デラシネ13の「KNOW YOUR ENEMY」のように熱いリリックも書けるのだから、余計にその声質は必要なのか疑問に感じるのだ。
それでも多人数で不穏にマイクを回すアングラ感が功を奏した「STREET WARRIOR」や「WHO IS MURDER」などは、尖り切ったHIPHOPスタイルが持つカッコ良さをいくらか感じさせてくれる。クルー内にレゲエグループも持つ構成は面白いし、リディムからグライムまで全方位に対応して音を提供出来るDJ ATUSHIという貴重な指揮者を抱えることからも、化ければ面白いクルーだろうとは思う。それだけに、例のビーフでつまらない知名度の上げ方しなけりゃ良かったのになぁ。
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