RATID -Realize A Thing In The Depths-

新年度からは下ネタを言わない。
遼の最近読んだ本
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

web拍手
| - | - | -
Where's My Money / STICKY


1.WHERE'S MY MONEY 
2.MAKE MONEY TAKE MONEY 
3.LOST 
4.07/08/26 
5.嘲笑う feat.漢 
6.生きてく為の術 feat.KENJI YAMAMOTO 
7.だりぃ-SKIT 
8.一匹狼 feat.林鷹 
9.お好きにどうぞ feat.SHIBA-YANKEE 
10.タマには feat.BRON-K 
11.同じ環境 違う場所 feat.鬼 
12.FEEL MY PAIN feat.KENJI YAMAMOTO 
13.終わりなき道 
14.DAY N NITE feat.SEEDA
 

★★★★★★☆☆☆☆

SCARSのダークサイド担当・STICKYの1stソロアルバム。2009年12月2日発売。

要するに「お金無くて大変なんですよ」というアルバムで、「お金無くて大変なんですよ」以外に特に何を言ってるわけでもないんだけれど、その「お金無くて大変」な状況への過程をトピックに、その結果に至るまでを描いてみようという試みがなされている。そのため曲の描き出し方にはそれなりの幅広さがあり、意外と悲哀の押しつけがましさなんてものは感じない。

ただ裏切り、ハスリング、日常を基軸に現状を再認識しては落ちるダウナー具合を何とか盛り上げようと、やたらにドラマチックな音でI-DeAがガッチリ支援するが、のっそりと言葉を進めるSTICKYのラップとの熱量差が激しくどうにも噛み合わない。1曲だけポツンと参加したD-Originalによるハードコアに振り切った音の上で強気に出た「嘲笑う」の方がバッチリなくらいだ。アルバムの作り込み方という点では面白いのだが、ラップとトラックの噛み合わせという観点で見れば、14曲43分というボリュームでも、坐して聴くにはある種の冗長感を感じるのは否定できない。

それでも「だりぃ-SKIT」で"マジ無理 一人がいい"と言い放って「周りの奴らは勝手にやってろ」スタイルにチェンジする中盤の構成など、作り込みという点では面白いのも確か。特に曲としても一つ抜け出たラスト近くの「「終わりなき道
」は、それまで周りは勝手にやってろ、自分の境遇なんてクソだ、金もねぇし裏切りだらけだ、と振り返ってやる気を失っていたSTICKYのテンションを、とことん仰々しい音で救い上げようとしていたI-DeAが遂に成功した曲とも言える。晴れやかな音の上で金、裏切りなんてことを抜きにしてこれまでを振り返ってみれば、自分はなんと多くの仲間に支えられていたことか。それに気付き歌いあげるSTICKYには、決して「これから」を夢見ることすら叶わない絶望的な未来しか見えない訳じゃないだろう。そしてその後に続く「DAY N NITE」でこれからを見据えて終わるあたり、やっぱり構成的にはよく練られた作品ではあると思う。

web拍手
17:36 | STICKY | comments(0) | -

03
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--