RATID -Realize A Thing In The Depths-

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BAYSIDE RIDAZ / DS455



1.THA GATE OF LOCOHAMA 〜INTRO〜
2.D.P.G. RECORDS feat. Daz Dillinger For THA DOGG POUND
3.BAYSIDE RIDAZ feat. MACCHO for OZROSAURUS.
4.僕の中の少年 〜遠い記憶IV〜
5.Tha Message from WCC & G PRIDE
6.えぐる挽歌 feat. GANXSTA DX
7.D`s Nutz FM
8.〜INTERLUDE〜 夕(ゆう) Part 1.
9.SMOKE IN THA MARMALADE feat. CORN HEAD
10.Smoked Conversation 〜OUTRO〜


★★★★★★★★☆☆




横浜で活動し、日本の西系サウンドの代表格であるDS455の1stアルバム。正直なところ僕はギャングスタ系や西系といったいかにも「本場寄り」なHIPHOPは苦手で敬遠しているのだが、このアルバムには見事にハマってしまった。HIPHOPがどうとかラップがどうとかの問題よりも単純に「音」が創り出すアルバムの清涼なグルーヴ感が素晴らしい。それらしいトラックを単純に並べただけでは絶対に出来ない、アルバム全体に爽やかなヴァイブスが溢れる。これはもうPMXのトラックメイクの手腕による賜物だろう。特に「僕の中の少年 〜遠い記憶IV〜」はそんな最高のトラックに対しKayzabroとSHALLAの二人が見事に応えた絶妙な一品。繊細なトラックにどこか懐かしさが溢れ涙腺が刺激される。メロウな曲の評判が高いDS455の作品の中でも特に人気の高い一曲。
「爽やかな音」+「哀のリリック」の化学反応が「僕の中の少年 〜遠い記憶IV〜」だとすれば、DS455の「爽やかな音」+「攻のリリック」が生み出した代表曲が「BAYSIDE RIDAZ feat. MACCHO for OZROSAURUS.」だ。歴代DSメンバーが集結したこの曲は夕方の海辺を思わせるようなトラックに乗せて静かな、けれども力強いラップ合戦が繰り広げられる。当時このアルバムで初めてSHALLAを聴いた僕だが、この曲の最初に登場するSHALLAのヴァースで一発で魅了されてしまった。ちなみに隠しトラックとしてOUTROの後にこの曲のREMIXが収録されている。こちらは一転してトラックもハードなものになっていて、中々聴き応えあり。
SKITが多く、実質的なラップ入りの曲数で数えて見ればミニアルバムどころか曲数の多いシングル程度の数であるが、そんな事を感じさせない満足感。逆に短すぎもせず長すぎもせず、程よい時間心地良い音に身を委ねる空間が生まれる。派手な車や金ネックレスに$札を掲げてカッコをキメるイメージしかない、どうにも個人的に受け付けず避けてきたタイプのグループでしたが、予想以上に「音」そのものの魅力は素晴らしいものがあった。考えを改めます、押忍。
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17:18 | DS455 | comments(0) | trackbacks(0)

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