2011.04.09 Saturday
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1.決意 2.禁断の遊び feat.少佐,惣一郎 3.風景 feat.O2 4.SKIT 5.大祭 feat.G.O. 6.アイツの分も 7.ありがとう feat.BROON-K 8.SKIT 9.Down Town Blues feat.PONY,EI-ONE NOYA,JUNY 10.To My Men
★★★★★★☆☆☆☆
古くはEI-ONE,BB the KO,ペロスポーツ,ガスケンと結成した放源の一員としても活動し、ダメレコ加入後もKEN THE 390,EI-ONEとのりんご、EI-ONEとのユニットであるEI-ONE&はなびなどで活躍したはなびの2ndソロアルバム。2010年1月13日発売。
明らかに般若の影響を受けたそのラップは、話し言葉をそのまま音に乗せることで、より平易な言葉をもって熱く語りかけることを可能にしている。そのラップスタイルを前作「タイマン」ではどちらかと言えば身内ノリを語るのに用いており、彼の関係者だけがグヘヘと笑えるような、ある意味全国発売するにはろくでもない気楽なスタンスを取っていた。それが「決意」で本人が語るように、本作を作るにあたって、これまでの作品リリースで何か成し遂げたと思っていた彼の伸びすぎた自信は完全に打ち砕かれた(それがなぜかは実際にお聴き下さい)。
その結果、このアルバムでの見せる、いつになく真剣な彼の表情が熱い。「SKIT」での朗らかなフリースタイルや「大祭」のようなオーセンティックなパーティーチューンを織り交ぜつつも、彼の「下町」は、過去を重点的に、よりシビアに切り取られていく。その中には「仲間への感謝」なんていうHIPHOPではお決まりのテーマがそこかしこに溢れているのだが、その朴訥とした語り口の中に確かな思いが込められているのが伝わる。
盟友EI-ONEがラップでもトラックでもペシミスティックに染め上げる「Down Town Blues」、なんとTSUKI Recordingsからダンボールマスターが音を届けた「風景」、BRON-Kが相変わらず歌でのセンスを見せ付ける「ありがとう」など、その向きの曲での飾らない魅力は中々のものだ。ぶっちゃけ特に図抜けた曲があるわけではない。しかし最後まで仲間に「ゴメンな、オレも必死でやってるんだ」と告げて明るく締める「To My Men」まで聴けば、楽曲の純粋なクオリティ以上に、彼の武骨で温かい人間性が魅力的に感じられる。 PV- 決意
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