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EN / K.E.I


1 阿 
2.都貘remix  
3.Smokerisksmuggler remix 
4.EN  
5.山分け feat.BLOM
6.Broken 2 Dogs feat.BLOM
7.CITY LIFE 
8.Marshall Roulette feat.狐火  
9.Skeleton feat.狐火
10.Ten 
11.何も無い
12.Green Side River 
13.Japanese Under Number 
14.吽 


★★★★★★★☆☆☆

2008年に発売された鬼一家「
赤落」収録の「都獏」でその存在感を示した福山出身のラッパー・K.E.Iの1stソロアルバム。2010年1月13日発売。

K.E.Iにとって言葉は夢を語る詩を織りなすものではなく、銭換金主義を貫くための現実だ。「
Broken 2 dogs」のような曲調の似た曲があることからも想起されるように、MSCのように都会の裏側の現実に身を置く語り部としての性格が強い。しかしMSCなんかの場合、その都会の裏側での立場はおよそ強いものであったのに対し、K.E.Iとその仲間は裏側でも僅かな93とCokeをどうにか手に入れる側に過ぎず、もちろん表側では搾取され、"こっちは作業着着た同志が過労死"(「Broken 2 dogs」)で、""半ば金がいる 電卓弾く指の数の取り分があればChill"(「City Life」)な状況だ。いかにもアングラらしい本作の閉塞感を構成するのは、後ろ向きで、かつある程度実験性をもって統一されたトラック群よりも、90度首を下に曲げながら強がって進む、K.E.Iの言葉の力によるところが大きい。

その暗然な作風は一部のHIPHOPリスナーも躊躇してしまうような取っつき辛さを纏っていて、抑揚の付かない(というか付けてる余裕がない)流れと併せて聴き疲れしやすいのも事実だ。明るい部分などPunpee作の「何もない
」も含めて皆無に等しく、陰鬱な流れを一気に収束させる「Green Side River」の出来が特に良いのが、重い。だが仲間の死に対して素直な言葉を投げ掛けた「Japanese Under Number」と、全力で強気に打って出たテンポの良い「Smokeriskmuggler」のようないかにもHIPHOP然としたアプローチの曲がそれ以上に素晴らしいことを思えば、陰鬱な詩を単純なポエトリーリーディングにしてしまわないよう絶えず韻を心掛けるK.E.Iにとっての救いは、やっぱりHIPHOPにあるのだろうと思った。
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10:13 | K.E.I | comments(0) | -

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