RATID -Realize A Thing In The Depths-

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AD-VIBES / 闇アガリ


1.Intro
2.Impatience
3.Y2MC
4.狼 feat.シーモネーター,T-Bone
5.Interlude
6.頂
7.Nonfiction
8.一期一会
9.Outro

★★★★★★★☆☆☆


マサカリとKSKの2MCにDJ TOSHIYA、トラックも手掛けるDJ Hi-vinegarの4人から成る穴倉のヒーロー・闇アガリの1stミニアルバム。2003年4月9日発売。

HIPHOPマナーに乗っ取ったフロウと堅い韻に加え、機知に富んだリリックを操る2MCを擁する闇アガリだが、何と言っても最大の特徴はマサカリの声だろう。Phobia Of ThugのMr.OZより少し高いくらいのゴロゴロ唸る低音デスヴォイスを響かせるマサカリの声は、どこかエロい。その妙な色気のある声色は、ラップスキルだけで言えば特別何か飛びぬけているわけではない闇アガリというグループに見事な色付けを施している。この色気のある声で紡がれるライムは、より鼓膜を伝い心を揺らす。

とは言えど、マサカリだけでなくグループ全体としても、純HIPHOPの枠内で冒険心旺盛に音楽を奏でる闇アガリの姿勢は印象が良い。特に冒頭の展開は熱い。
KSKが

"薄らと瞼を閉じ数時間は経ち 秒針の音だけが耳を触り 焦れば焦るほど間違いなく 機を逃すならもっとなりふり構わず表現し内側から木枯らし"

と始めたかと思えば、マサカリまで

"少しの油断で路次突き当り マサカリでいればいるほどの綱渡り"

とのっけからダウナーにダイブする「Impatience」で彼らのミニアルバムは幕を開ける。そこから深淵で闇に染まった2人がアガってきて、ライブ会場に足を踏み入れ代表曲「
Y2MC」を蹴る。この流れを経て盛り上がらないわけが無い。四つ打ちにチープなSEが乗っただけのトラックが彼らの掛け合いラップに巧くマッチしていて、2人の魅力を上手く引きだすことに成功した最高のB級パーティーシットだ。

他にも自分のヴァースを"チンフルエンザ"で始めるシーモネーターにリスナーが頭を抱えるアホなエロネタ「
」や、ようやく2人が前を向いてくれる「」など一曲ごとの指向がハッキリしており、良いタイミングで挟まれるInterludeの効果もあって、ストレートにHIPHOPしているのに聴き疲れない。

全体的にHOOKの作り方が掛け合いを重視するあまり、逆に幅が狭くなっていて面白みがなかったりもするけれど、それを考えてもなおお勧めしたい良く出来た佳作だ。今や彼らの名前を検索すれば5年近く更新されていないHPが見つかるだけの寂しい状態だが、そんな実質解散状態にあることを残念に思いつつ、彼らの功績に今一度このブログで光を当てたい。そして1人でも多くの方が闇アガリの存在を知り、願わくば作品を手に取る事を願う。「
一期一会」のメッセージが今となっては本当にリアリティがあって泣けてくるんです。

"ようこそここはルイーダの酒場 今日もこぞって勇者が列成す"
"会うて別れて別れて会うて 泣くや笑うも後や先 末は野の果て 秋の風 一期一会の別れ花"

一期一会 -PV
金のかかってないPVです。
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02:53 | 闇アガリ | comments(0) | -

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