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Tornado OF Red Eye / MAGASA



1.Intro 
2.Tornado Of Red Eye 
3.Don't Stop To Get Hipe feat.タイプライター,D.O 
4.Certain Person's Case 
5.skit 
6.Dangerous Control 
7.Knock Down feat.Ling 
8.Give Me Da Beats feat.M,KAKA,Y氏 
9.味覚美学磨く feat.Solty Blow 
10.a weed feat.NAPPA,AREME 
11.GENESIS 78 feat.単駆 
12.ようこそ千葉 feat.AKTION 
13.Treason Of MC fadeout 
14.You Know Sunshine 
15.To Mather To Ather feat.MASAMI 
16.skit 
17.We Are To Go Up feat.UZI,灯火 
18.outro〜あいつへ〜


★★★★★★☆☆☆☆

千葉を拠点に活動し、UBGやD.O.周辺の作品にも参加しているラッパー、MAGASAの1stフルアルバム。2007年4月25日発売。

そのタガが外れたような咆哮フロウが良くも悪くも一発で印象に残るラッパーで、それゆえにオラオラな姿勢でUBGやD.O.のBoot Streetコンピに参加して培ってきたキャリアは適切だったと思う。このアルバムでもタイトル曲「
Tornado OF Red Eye」で始まる序盤の勢いに任せた攻勢は、愚直なまでに猪突猛進したOJ&STのミニアルバム「ONE LIFE」を思い起こさせるような出だしで悪くないと思った。

だが次第にMAGASAのラップのあまりの融通の利かなさがアルバムを一本調子に染め上げていってしまう。ほとんどをオレオレなリリックで、かつ韻も狙ってなのか天然なのかビックリするくらい単純(しかもそのフロウのために語尾にある韻がやたら強調して発音される)で、この展開は彼の音源を聴いた事のある人間なら予想の範囲内ではあるのだけれど、やっぱり辛い。R.Y.O a.k.a. nu-TYPEやAtsushi Haraが多く手掛けるトラックがそのヴァリエーションの豊かさ、質共にかなり良く出来ていて、アルバムを下底できっちり支えているからこそ全体に芯の入った作りにはなっているが、MAGASAのラップ自体に惹かれた曲は残念ながらほとんど無かったのが正直な感想だ。

特に全体のコンセプトがあるわけでもないので中盤に固められた地元仲間とのマイクパスを青田買いするつもりで聴く楽しみはあれど、どのラッパーも一定以上の何かを出せているわけではない。アルバムのラストを締めるUZIの安定したラップを聴くとやっぱりベテランなんだと思った。

ただトラックに恵まれたがゆえの総力戦が功を奏した序盤は良く出来ているのは間違いない。特に「
Certain Person's Case」は作中でも一風変わった退廃的な雰囲気が凄く良い。情緒的なリリックで紡がれる身の上話とは異なる、荒廃した都会に生きる無気力なやるせなさが伝わるリリックは巧妙で、MAGASAの意外な一面を知れた。Jungle Brothers"Brain"のメロディを拝借したHOOKも良い。あとは独特な歌い回しによるHOOKが光る曲が、他にもDangerous Control」など幾つかあったのもこれから歩みを進めていく上で武器と成り得るだろう。

トラックに支えられたがゆえに体裁が整ってはいるが、その上でラップするのがMAGASAでなければならなかった曲が少なかったが故のいま一歩感は拭えない。しかし、その不器用なフロウだからこそ体裁など気にせずに「
To Mather To Other」で赤裸々過ぎる言葉がボロボロ出てきたりするのだろう。これからの成長次第では最近減った、MAKI THE MAGICみたいな熱い人情派ラッパーも目指せるだろう。ただいくつかの曲では踏み外して565みたいに聴こえる箇所もあったので、どうかそっちには行かないでください。


PV MAGASA-GENESIS 78
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21:52 | MAGASA | comments(0) | -

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