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W.W.P / W和田POSSE
 


1.淫トロ feat.LL COOL J太郎
2.和田貴族
3.勝とう愛
4.FIGHT CLUB 03
5.和田ディス子
6.World Wide Players

★★★★★★☆☆☆☆


2007年、大勢の一般リスナーの「頼むからやめてくれ!!」の声と、一部のゲスリスナーによる「いいぞもっとやれ」の声を背に変態二人が立ちあがってしまった、ポチョムキンと真田人によるユニット、随喜と真田があった。その真田人と同じマイカデリックにいたダースレイダーが、アルファのWADA、TAICHI MASTER、Mellow YellowのDJ ISO(!)と共に結成したもう一つのゲスグループがこのW和田POSSEだ。これは彼らが2003年2月26日に発表したミニアルバム。しっかしマイカデリックは本当につくづくどうしようもねーグループだなぁ。(褒めてます)

この作品が初登場となったLL COOL J太郎がフェラチオの危険性を語ってくれる「
淫トロ」と貴族のオナニーとセックスについてありがたいお話をご教授して下さる「和田貴族」を聴けば、この作品の性質を説明するのに多くを語る必要はないだろう。男の煩悩と欲望、本音がそのまま溢れ出した、つまり一人でコトを終えた後のティッシュをもう一度開いて音楽にしてみようぜ、という企画だ。ファンク入道によるアンバランスなオリエンタルビートの上で特に目的もなくラップが本能のままに彷徨う「和田貴族」、加藤○いへの愛情を気取った言葉などなしに抜き身で綴った「勝とう愛」など、前半の勢いは特に凄い。この鬼気迫る無駄な迫力を体感すれば、どんなコワモテB-BOY軍団よりも性欲しか頭にない数人の変態の方が圧倒的な恐ろしさを纏っていることを証明するには十分だ。道行くコワモテB-BOYがドン引きで道をあける中、全速力でソープに駆けこんでいくような、そんな素敵な展開。

後半はTAICHI MASTERと、Mellow YellowまんまのノリでやるDJ ISOの音にたしなめられて勢い、質共に失速するのが残念なところ。ただラストの四人全員で楽しそうにマイクを回す「
World Wide Players」での皆の晴れやかな様子を聴けば、別にやらなくてもいいことを全力でやり遂げてしまった彼らに対して全国のダメ男達は感動の涙を禁じ得ません。人が下らないと思う事に全力で取り組む。それを人はロマンと呼ぶ訳で、つまりこれは全世界の男達に捧ぐロマンチックアルバムだ。

特に名曲と呼べるほどの曲があるわけでもないし、それこそ冒頭からのLL COOL J太郎が一番面白かったりするくらいだから純粋な評価としてはこの程度だが、「90年代のストイックなHIPHOPしか認めない」だの云々言ってるB-BOYの前でおちんちんびろーんしてキチガイ宴会するこのノリは大好きです。HIPHOPとしてはふざけすぎで限りなく不誠実ではあるけれど、それ故に右に倣えの「こうあるべき」HIPHOP観から大きく逸脱したことにより絶対的なオリジナリティを獲得したこのミニアルバムは最高にHIPHOPスタイルだ。男共の下らない煩悩や本音をそのまま音楽にしてくれた小粋な作品として、男にとってのaikoはこのW和田POSSEで良い。
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02:16 | W和田POSSE | comments(4) | -

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